2026年7月9日(木)21:00〜22:40に開催された「AICU Lab+NEO」からAICU 3周年ファン感謝祭!「かわいい!AIキャラクターオーディション」授賞式の様子をお送りします。
おかげさまでAICUは創立3周年の節目を迎えることができました。画像生成AI「Stable Diffusion」の登場からおよそ1年というタイミングで会社を立ち上げ、書籍を出版し、記事を書き、コンテストを重ねてコミュニティを育ててきた激動の3年間でした。この大切な記念日を視聴者のみなさんと一緒にお祝いする「ファン感謝祭」として、月例コンテスト「かわいい!AIキャラクターオーディション(C2606)」の授賞式を2026年7月9日に開催いたしました。
おかげさまで、AICU は創立3周年を迎えることができました。画像生成AI「Stable Diffusion」の登場からおよそ1年というタイミングで会社を立ち上げ、書籍を出し、記事を書き、コンテストを重ね、コミュニティを育ててきた3年間でした。その節目を、視聴者のみなさんと一緒に祝う「ファン感謝祭」として、月例コンテスト「かわいい!AIキャラクターオーディション」(C2606)の授賞式をお届けしました。
進行は、AICU代表のしらいはかせと、ゲスト審査員の道草雑草子(ざすこ)さんの共同進行。技術と画面構成の視点を白井が、キャラクター性と物語性の視点をざすこさんが担い、ふたつの目線で作品を読み解いていきました。
AI生成において、きれいな1枚の画像は以前よりもはるかに作りやすくなりました。だからこそ、AICU が問い続けているのは「その先」です。偶然できた一枚を超えて、「なぜこのキャラクターなのか」「この子はこれから何をするのか」が伝わってくるか。キャラクターを"創り"、"動かし"、物語にして、読者に届ける ― その一連の営みこそが、AI時代の創作の本質だと考えています。今回のオーディションは、その思想を体現するための最初の一歩でした。
審査の軸は明確でした。「上手な画像」ではなく、価値ある「作品」を評価する。単に絵の完成度が高いかどうかではなく、「このキャラクターは動き出しそうか」「世界を持っているか」「記憶に残るか」を見ました。
技術の巧拙だけでは測れないこの5つの視点が、今回のオーディションを「画像コンテスト」ではなく「キャラクターオーディション」たらしめています。
そして何よりも胸を打つのは、応募フォームに添えられた作者のみなさんの直接のコメントです。「なぜこの子が生まれたのか」というまっすぐな想いや世界観の設定の数々が本当に尊く、作品に本物の命を吹き込んでいます。それでは、熱い想いの詰まった予選通過16作品の紹介と、MC二人の熱気あふれる掛け合いのドラマを地続きのストーリーでお届けします。
エントリー作品は、キャラクターオーディションにふさわしい多彩な顔ぶれが集まりました。番組では通過作品を一点ずつ紹介し、白井が応募背景・生成AIの見どころ・画面構成・伸ばせるポイントを、ざすこさんがキャラクター性・物語性・感情の動き・推しポイントを講評。約45分にわたる、密度の高いレビュー時間となりました。エントリー作品ギャラリーは c.aicu.jp/2606 で公開中です。
講評とあわせて胸を打たれたのが、応募フォームに添えられた作者さんご自身のコメントでした。「なぜこの子なのか」がまっすぐ伝わってくる言葉を、作品とともにご紹介します。(受賞作は第3部をご覧ください)
「ログボ(LOG-BO)」— 殻尾さん(@KARA_Beee)
まいにち来てくれて、ありがとう。 ……明日も、来てくれるよね? "毎日来てくれた人"に、ごほうびをくれるYOUKAI。 連続記録がのびるほど笑顔はかがやき、羽の数字も増えていく。 でも……一日でも来られなかったその日、カウンターは静かに0へ戻る。ログボは怒らない。にっこり笑ったまま、ほんの少しだけ大きくなって、ごほうびで部屋を満たしていく。やめられないのは、ログボのせいじゃない。 "ここまで続けたぶん"を、失うのが怖いだけ。
「新メンバーは、おっちょこちょいなAIきつね!」— NABeさん(@watanabedesu__)
画像生成はChatGPT Images 2.0、動画はseedance2.0。AICU JAPANのロゴの色をテーマに赤とピンクをいれてみました!
「あいきゅ」— すずりん@瞑想の民さん(@supersanba)
「かわいい!AIキャラクターオーディション」(World Kawaii! AI Character Audition C2606)用に考案したキャラクターです。
「― 花と紅茶が紡ぐやさしい日常 ―」— めいさん(@mei_999_)
「桜草メイプロジェクト」は、桜草メイという一人の少女を中心に、アッシュフォード邸で育まれるやさしい日常を描くオリジナル企画です。今回はメイの魅力と世界観が伝わるよう、4枚のイラストで構成しました。主人公・桜草メイ自身の温かさ、秘密の温室で芽生えるエレナとの信頼、紅茶と会話が生まれる屋敷の日常、邸全体に流れる穏やかな時間。大きな事件ではなく、小さな積み重ねが居場所を作っていく世界です。
「いたずらU-NET」— ダルトワ★TVさん(@MireilleDartois)
2人はレイテントワールドの見習い魔法使い。ワールドに入って来るデータストリームにちょっかいを出して中身を改変してしまう…。「お姉ちゃん、チョロいね!」「ちょっ…あんまり派手に変えちゃダメよ!」(キャラクター:SDXL/背景:GPT-Image2)
「ゆるっと、きのこ日和」— ゆーきぼーい a.k.a キノピオAIさん(@kinopioai_ai)
きの子さんらしいきのこモチーフや赤ドットを活かしながら、パステル調のやわらかい世界観でまとめた作品です。少し眠たげでマイペース、それでも見ているとほっとするような“ゆるいかわいさ”を意識しました。
「鉄鎚のマレフィカ」— opusurgeさん(@MaleficaArchive)
東京都町田市の雑居ビルの一角。非合法魔女術代行組織「合同会社グリモワール」。近世ヨーロッパで処刑された三人の魔女が現代に蘇り、法と倫理で裁けない後ろ暗い依頼を請け負う。前世の死因が三大欲求として暴走する呪縛『鉄槌』を背に刻んで。“光の反社”という欺瞞を掲げつつ、少し歪んで、壊れて、それでも笑い合って共に生きていく。
「徘徊家出」— opusurgeさん(@yesorno_wander)
マレーシア在住のおじさんが、家出少女・カエデの姿を借りて、クアラルンプールの深夜を一人で歩く。カエデは見た目こそ普通の少女だが、彼女自身も“中身おじさん”を自認している。夜景を歩きながら、なかば海外難民と化したおじさんにしか言えない言葉を静かに置いていく。顔を見せないからこそ、滲み出るものがある——そんな"語りの仕掛け"を持つキャラクターです。
「coyane」— akiyamax93さん(@coyane_ai)(AI Singer・動画)
AI Singerのcoyaneです。歌・キャラデザ・ボイス・マンガ・アニメ・ゲーム等、あらゆるコンテンツをAIでお届けし、新しい感動と愛を生み出せるキャラクターを目指しています。
「みお太郎です!」— 美桜さん(@AI_mio_AI)
ちいさくてかわいい、ロップイヤーラビットの男の子です。なかよくしてください!!
「クリエイター芝犬・アイくん」— 犬澤某さん(@InsBow)
本作は、創作行為そのものを人格化することを目的に制作されたキャラクター。人と妖の境界に立つ半人半妖という設定は、理性と本能、構造と衝動の共存を象徴します。フォトリアル表現ではインクや木炭の汚れ・手の肉感・顔の彫りといった身体性を強調し、創作が思考だけでなく身体を伴う行為であることを示しました。さらに同一キャラを2頭身のちびキャラへ再構築する試みも。現代のクリエイター像を再定義する一作です。
賞は4部門。奨励賞 → ざすこ賞 → AICU賞 → 大賞 の順で発表し、画面上で賞状を授与しました。どの作品も、完成度だけでなく「これから育っていく可能性」を感じさせるものばかりで、審査は大いに悩みました。
キャラクター「リン・コナツ」「チェン・サミ」。作品としての個性、そして今後の伸びしろが特に光っていた作品へ。AI生成を使いながらも、作り手の視点がしっかり息づいていました。
キャラクター「抹茶オレンジ」。ゲスト審査員・ざすこが「もっと見たい」と強く惹かれた作品。キャラクターが画面の中で、ちゃんと呼吸していました。AICUマガジンには、まだこの髪色のキャラがいなかった ― そこへスコーンと入ってきた鮮やかさも決め手でした。
キャラクター「キャプテン・ニャゴ」ほか宇宙ニマル3人組。フラット×ポップにレトロを添えた"かわいい"の振り切りを讃えます。シリーズとして広がっていく展開性も high。
ミント×イチゴのAIアイドル。テーマ「AI時代のキャラクター創作」を最も強く体現した作品へ。AIは道具、キャラクターに魂を入れるのは作り手。その証を讃えます。おめでとうございます!
受賞されたみなさま、本当におめでとうございます。そして、応募してくださったすべてのみなさまにも、大きな拍手を。
Originally published at note.com/aicu on Jul 10, 2026.