2025年11月11日、AI日本国際映画祭(AIFJ2025)より、受賞結果が発表されました。AICU編集部が調査した作品のプレビュー動画と共にお送りします。
https://www.aicu.jp/post/ai-film-festival-20251029
https://www.aicu.jp/post/aifj-20251102
監督: Léo Cannone 国名: フランス
シノプシス:『The Hidden Tremor』は、東南アジアを巡る、瞑想的かつ感覚的な旅である。本作は、目に見える世界の境界線上で、私たちの世界の表面直下を静かに流れる繊細な脈動を追い続ける。すべてのショットはアジアを横断する2ヶ月の旅で撮影され、その一部はAIによって穏やかに形作られた。それは、おそらく常にそこにあったはずの「何か」を明らかにするために。
監督: Matt Zien 国名: アメリカ
シノプシス:人類が汎用人工知能(AGI)の起動を投票で決めるその夜、分断された都市で二つの物語が並行して展開する。二つの歌。二つの世界。そして、一つの、後戻りできない瞬間。
監督: Naoki Naha 国名: 日本
シノプシス:AIが生んだ3人組アイドル“AIVY°”。世界ツアーで社会現象となる姿を、テクノロジーが拓く新時代の物語として描く。
監督: Hoyt Dwyer 国名: アメリカ
https://hallucineafilmfestival.blogspot.com/2025/10/pexote-jack-ohio-review-interview.html
監督: Bee Han, Yixuan Niu 国名: 中国
シノプシス:高い壁に囲まれ、人々が無関心に行き交う街。孤独な少女が出会ったのは、一匹のブタのぬいぐるみ。少女と同じように、世界の片隅で静かに息を潜めていたブタ。それは少女にとって唯一の仲間となり、静まり返った家々を抜け、不条理で夢のような世界へと彼女をいざなう。現実はますます高くその壁を築いていくが、ブタがもたらす夢は、束の間のぬくもりと自由を与えてくれた。いつかブタはいなくなるだろう。だが、それが残した夢は少女の心で輝き続け、現実の世界へ踏み出すための勇気と慰めとなる。
監督: Jihyun Kim 国名: 韓国
シノプシス:少年ジウと愛犬マキシマス、そしてロボット犬の介助者。嫉妬と誤解を越えて結ばれていく“友情”を描くハートフルな物語。
監督: Claudio Sa 国名: ポルトガル
シノプシス:貪欲、誘惑、そしてその代償——。謎めいたノームと妖しく輝く赤い宝石に出会ってしまった、孤独な放浪者。彼の辿る不気味な旅路を通じて描かれる、心揺さぶるアニメーション寓話。
https://www.instagram.com/aifj2025/reel/DQs1KoliVXR/
監督: Mark Wachholz 国名: ドイツ
シノプシス:私たちが失った映画について、考えたことはあるだろうか? 時の流れに消えたのではなく、そもそも「存在しなかった」映画たちのことを。企画倒れになった作品ではない。書かれず、想像されず、構想すらされなかった映画たちだ。もし、私たちが愛する映画史が、あり得たかもしれない可能性のほんの一部に過ぎないとしたら?——作られることのなかった映画たちに、今こそ思いを馳せよう。
監督: Eric Oldrin, Jeremy Clark, Michael Goedecke, Antonio Marcato 国名: アメリカ
シノプシス:『We the Change』は、絶望的な状況に立ち向かう勇気と希望への賛歌である。本作を牽引するのは、抑圧に立ち向かい、世界中の人々にインスピレーションを与えてきた4人の人権活動家の声だ。アフリカからアジア、ラテンアメリカ、そして米国へ。地球上のあらゆる場所での政治的闘争を代弁する彼らの言葉は、今この時代だからこそ私たちが聞くべき思想を分かち合ってくれる。各地のストリートアートに着想を得た映像詩が、彼らの物語に命を吹き込む。人々が集う街で、彼らを隔てる「壁」を越えて、映像は躍動する。これは、分断と不安の時代における、連帯と団結、そして楽観主義への呼びかけだ。私たちは信じている。「私たち人民」が、望む「変化」そのものになれる未来を。本作は、私たちすべてを、その瞬間へと立ち上がるよう誘う。
監督: Stephane Benini 国名: ポルトガル
シノプシス:フランス・モゼルの記憶から、兵士ジャック・カービーと“創造者”の像を重ねる。AIで作られたが、核にあるのは人間の追憶と感謝。
監督: Marcos Samia 国名: ブラジル
シノプシス:感情や意思決定をシステムに委ねたニアフューチャーで、人間らしさの名残を問う詩的な短編。
監督: young ju lee 国名: 韓国
シノプシス:言葉を持たない犬は、それでも人を変える力を持つ。男が犬を救い、犬が男を救う——純粋な関係の物語。
監督: Sungwon Won, Youngjea Choi, Hana Choi 国名: 韓国
シノプシス:“椅子”に変身できる男。野良猫との邂逅、そして球場での小さな発見が、彼の人生の意味を揺り動かす。
監督: Vadim Lasca 国名: アメリカ/ベネズエラ
シノプシス:未提供
監督: Bryan Ebzery 国名: アメリカ
シノプシス:現実と夢想のあわいを漂う、AI生成の映像詩。子ども時代の畏れと喪失、そして“もしも”の世界を見つめる。
監督: SUGURU NIINO 国名: 日本
シノプシス:小さな行為が世界に波紋を広げる——見えない連鎖を可視化し、希望とともに一歩を進める力を信じる。
監督: DONG-YOUNG SHIN 国名: 韓国
シノプシス:感情を表に出すことが良しとされない都市、ソウル。コールセンター職の青年が、禁忌を破る電話をきっかけに自分の心に従い始める。
監督: Gibum Kim 国名: 韓国
シノプシス:“合格さえできれば”と願った青年と、文字どおり社会を崩壊へ導くAI。願いの代償と“通過”の意味を描く。
監督: Ryo Matsumoto 国名: 日本
シノプシス:2040年。“普通の宇宙飛行士”アンディは、未知の惑星に不時着する。極限状況で綴る第42の記録。
監督: Matias Mera 国名: アルゼンチン
シノプシス:音楽の歴史を変え、20世紀最初の神話を生んだ冒険の物語。貧困からタキシードへ、場末からマンハッタンへ。カルロス・ガルデルは「タンゴ・カンシオン(歌うタンゴ)」を創り出し、世界初のミュージックビデオとも言える映像や10数本の映画を撮影した。その声はパリのオペラ座やニューヨークのスタジオを魅了した。『El día que me quieras(君が僕を愛する日):ガルデルの旅』は、カルロス・ガルデルの生涯と作品を巡る、壮大な叙事詩である。
監督: DONGHA OH 国名: 韓国
シノプシス:AI作家“ゼロ”の受賞に打ちのめされた小説家。創作の主体と倫理を揺さぶる対峙へ向かう。
出典: AIFJ2025 Winners list • 2025-11-02
以上の受賞結果はアイキューマガジンVol.18に収録・掲載予定です
Originally published at note.com/aicu on Nov 12, 2025.