2024年11月16日、池尻大橋「BPM」にて開催された「Comfy Community Summit Tokyo」を現地突撃取材をいたしました。
朝10:30~20時という非常に長時間のイベントにも関わらず、会場は100人以上の参加者が所狭しと集結する熱気のある場となっていました。
コミュニティのコアメンバーが中国系の開発者 @ZHO_ZHO_ZHO であることもあり、メイン言語は英語でしたが、ほとんどの参加者は中国語話者でした。おそらく日本在住の中国系の参加者がとても多かった印象です。
サミットの名にふさわしく、中国系だけでなく、日本や欧米のプレイヤーも集まっていました。
フランスからUbiSoftの開発者、日本からはAiHubがホストしており、ゲストスピーカーにはCivitaiのVice President (VP of Partnerships) である Matty Shimuraが参加していました。
左からAICUしらいはかせ、AiHub新井モノさん、田中さん、CivitaiのMatty Shimura氏です。なかなか会える人たちではありませんね!
Matty Shimura氏の講演では、画像生成モデルSNS「Civitai」に関する話というよりも、この夏開催された国際AI映像制作コンペ「Project Odyssey」(プロジェクト・オデッセイ)に関する報告と、「第2シーズン」に関する発表が大きかったです。
Project Odysseyの第1シーズンでは19社による協賛でしたが、
第2シーズンではこれだけのスポンサーがつくそうです。
これから3月にかけてコンペが進行していきます。
詳しく知りたい方はこちらの動画をどうぞ。
プロ向けAIアニメツールを開発するアメリカ西海岸のスタートアップ企業「iKHOR Labs」(アイコールラボ)のCEO、Coco Nittaよりアニメ制作ツール「KamikAI」が世界初公開されました。
Coco Nitta氏は グラミー賞ノミネートプロデューサーであり、iKHOR Labs の CEOです。音楽プロデューサーからテクノロジー起業家に転身した日系人で、AI を活用し、人間のアニメーターの力を高めることでアニメ業界に革命を起こすクリエイティブAIツール企業「iKHOR Labs」創設者です。
今回発表されたツールは非常に安定してアニメ原画を描ける「KamikAI」で、「NDA(守秘義務契約)なしで公開する初の機会」とのことでした。さらにティザー動画だけでなく、ライブデモ実演がありました。
詳細に興味が有る方はこちらの動画をどうぞ
「KamikAI」のデモパートはこちら
Chillout Mixの作者・Tasuku氏( @tasuku2023 )によるAiHub会社紹介が行われました。経済産業省による生成AIチャレンジプログラム「GENIAC」に関するお話などもありました。
日本語と英語のハイブリッド講演です。
ComfyUIのミートアップは、アメリカ西海岸を拠点とする開発者本体である「Comfy Org」が既に渋谷で開催いたしましたが、中国系のコミュニティイベントが東京で開催されるという盛り上がり、その熱狂をお伝えしました。
https://corp.aicu.ai/ja/meetup20240927
前回のイベントアーカイブも参加者により報告されていますので興味のある方はご参考まで。
会場ではAICUマガジンや SD黄色本 の中国語版を求める声も…!
ありがとうございます!頑張ってみます。
これからも大いに盛り上がりが期待されるComfyUIのコミュニティ、AICUも継続して解説ブログや連載、Coloso動画ラーニングメディア、イベントやレポート記事等で応援していきたいと考えております。
★イベントの告知や取材依頼はこちらからどうぞ → 掲載依頼フォーム
Originally published at https://note.com on Nov 18, 2024.