「写真の表情を変えたい」、「イラストをリアルな絵画風にしたい」…
それ、i2iで実現できます!
こんにちわ、AICU media編集部です。
「ComfyUI マスターガイド」、いよいよ今回から「Image-to-Image(i2i)編」に突入します。
この記事では、ComfyUIを使用したi2iの基本から応用まで、実践的なステップを踏んで解説していきます。
Image-to-Image(i2i)とは、既存の画像を入力として使用し、新しい画像を生成する技術です。元の画像の構造や特徴を保持しながら、新しい要素を追加したり、スタイルを変更したりすることができます。
ComfyUIでのi2iは、通常の画像生成と同じノードの多くを使用しますが、主な違いは入力に既存の画像を使用することです。この技術は、写真の編集や修正、アートスタイルの変換、キャラクターデザインの変更、風景画の変更や拡張など、幅広い用途に活用できます。
今回は、インペインティングによる表情の変更と、アニメ調からリアル調へのスタイル変換を解説します。
では、実際にComfyUIでi2iのワークフローを構築してみましょう。今回は、以下の画像の表情を変えたいと思います。
denoise = 0.8
denoise = 0.75
※このパラメーターを 0.8 以下にすると、破綻しやすくなるので段階を踏みながら設定していくことをおすすめします。
細かな制御をしたい場合はVAE Encode (for Inpainting) のパラメータ「grow_mask_by」も操作するとよいでしょう。
「grow_mask_by」を小さい値にすると、境界線が目立つようになります。
逆に、「grow_mask_by」を大きな値にすると境界が曖昧になります。なお最大値は64です。大きくすると処理時間が長くなります。
denoise = 0.9, grow_mask_by = 64, seed = 1
バッチ生成してみましょう。
denoise = 0.9, grow_mask_by = 64, seed = 5
先ほどのワークフローを利用し、アニメ調からリアル調へのスタイル変換をします。ワークフローの変更点としては、以下になります。
※ダウンロード済みの場合は選択するだけになります。
https://huggingface.co/SG161222/RealVisXL_V4.0/blob/main/RealVisXL_V4.0.safetensors
i2iの使用には倫理的な配慮が必要です:
画像生成AIの責任は生成者にあります。責任ある使用を心がけ、創造性と倫理のバランスを保つことが重要です。
▶画像生成AIクリエイター仕草(v.1.0)
【参考】AUTOMATIC1111での i2i 関連情報はこちら
https://note.com/aicu/n/n08ebe0637a41
ComfyUIでのi2i技術は、あなたのクリエイティブな可能性を大きく広げるツールです。基本的なワークフローの構築から始まり、パラメータの微調整、高度なテクニックの適用まで、段階的に技術を磨いていくことで、より印象的で独創的な画像を生成できるようになります。
最後に、AIを使用した創作活動には倫理的な配慮も必要です。著作権や個人情報の扱いには十分注意し、責任ある利用を心がけましょう。
この記事を参考に、ComfyUIでのi2i探索を楽しんでください。新しい発見や素晴らしい創作の旅が、あなたを待っています!
次回は、image-to-image編 第2回「Outpainting機能」を紹介します。
乞うご期待!
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ゼロから学ぶ「ComfyUI」マガジン
https://note.com/aicu/m/md2f2e57c0f3c
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お楽しみ、メンバー向けボーナストラックには、今回のi2iサンプルワークフローが埋め込まれたPNGファイルと、i2i編で便利な Google Colab用 ComfyUI ノートブック(新作)、さらに今回の内容で使った workflowファイルをお贈りします。もりだくさんです!
ここから先は有料部分です
https://note.com/api/v2/attachments/download/09fd97297b714e991f63bf46b3eaee1d
workflow (i2i-64.json)
https://cdn.iframe.ly/HZLICfO?v=1&app=1
Originally published at https://note.com on Sept 15, 2024.