AICUはるフェス2026 Day2 セッションレポート
AiHUB・新井モノ × アニメプロデューサー・井上博明 × くりえみ × AICU代表・白井暁彦(しらいはかせ)
AICU media ライターのEMKOがお送りします。
https://aicu.jp/e/Fes26Halu/AiHub/
AICUはるフェス2026 Day2の基調講演。新井モノ氏によるAI技術の歴史、井上博明氏との産業史トーク——その締めくくりとなったのが、AiHUB CMOのくりえみ(X@kurita__emi)さんを交えたトークでした。
白井氏が「戦国武将みたいなマインドの強さがある」と表現したくりえみさん。自分自身を素材として公開し、AIクリエイターの未来を切り拓こうとするその決断の裏側が語られました。
白井: くりえみさん、あの最初に会った時に、「あ、CGから出てきた人、優しい」っていうところと、結構話してたら強い。戦国武将みたいなマインドの強さがある。
白井氏がくりえみさんに注目したのは、優しさの中に宿る揺るがない意志でした。
白井: 昨日話してて興味深かったのは、「自分のLoRAとか出したら嫌な使い方されたことないですか?」って聞いたんですけど。
くりえみ: 1度もないですね。「こういう使い方されたら嫌だ」って質問してもらったんですけど、考えたこともなくて、どう使われても全然嬉しい。むしろ作ってもらいたいぐらい。
SNSでは「自分の画像が無断でAI学習に使われた」「LoRAで勝手にグラビアを作られた」という被害報告が相次いでいます。多くのクリエイターにとって、自分の作品やアイデンティティがAIで二次利用されることは不安の種です。
自分自身を素材として公開し、「作ってほしい」と言い切る。くりえみさんがこの決断をした理由は明確です——AIクリエイターの未来を作りたい。その意志が、賞金総額140万円のコンテストという形で具体化されています。
https://kuriemi.creators-wonderland.com/
白井: AICUの読者って女性多くて、先ほどのアンケートでも女性かなり多いんですよ。
白井氏は、AI画像生成が「お兄さん好みの絵を作る」だけのものではないと指摘します。女性ユーザーにとっての「着せ替え」の楽しさや、スポーツ分野での美しい瞬間の再現など、まだ開拓されていない可能性が広がっています。
白井: 例えばスポーツ分野でAI画像生成やったら、美しいスポーツの瞬間とかも撮れる。皆さん自由に公式的に許された素材を使うことができるので、めちゃめちゃ面白いし新しい。
くりえみさん自身、3歳から水泳に打ち込んできた経歴を持ちます。クリエイティブの入口は「可愛い女の子」だけではない。自分の経験や好きなものを起点にAIで表現する道は、これからいくらでも広がっていくはずです。
この日の基調講演は、くりえみさんプレゼンツの「くりえみAIフィルムコンテスト」への橋渡しで締めくくられました。
白井: くりえみさんみたいに本当に菩薩が「使っていいですよ」と言っているんだから、やってみましょうという話。
白井: 今すぐアカウントを作って、この後2時間ぐらいの間に是非1作品作って投稿するぐらいの勢いでお願いします。
コンテストでは、くりえみさんが公式に許諾した素材(画像・音声)を使って、誰でも生成AIでオリジナル映像作品を制作・投稿できます。賞金総額は140万円——現在日本国内で展開されている生成AIコンテストで最大規模です。
「勝手に使われる」のではなく「使ってほしい」——くりえみさんの姿勢があるからこそ成立する、新しい形のクリエイティブコンテストです。
KURIEMI AI SHORT FILM CONTEST
くりえみAIフィルムコンテスト:
特設サイト
応募ガイド
Creators’ Wonderland公式サイト
「自分を素材にする」という決断は、誰にでもできることではありません。
しかしくりえみさんは、その決断を通じて、AIクリエイターが安心して創作できる場を自らの手で作り出しました。権利を守ることと、未来を拓くこと。その両立の形を、くりえみAIフィルムコンテストは示しています。
AICUマガジンVol.23 はるフェス特集!で詳細レポートされています
さまざまな熱い議論が交わされた基調講演。AICUではこの動画の名場面切り抜きや、資料化、レポート記事のご寄稿を歓迎します。
詳細・お問い合わせ: media@aicu.ai
基調講演アーカイブ動画:
イベント情報: - AICUはるフェス@GOX2026 情報解禁!|AICU
AiHUB株式会社: - AiHUB公式サイト
登壇:くりえみ / 白井暁彦(しらいはかせ)
#AICUはるフェス2026#AIクリエイター#生成AI#AiHUB#くりえみAIフィルムコンテスト
Originally published at note.com/aicu on Mar 27, 2026.