2026年5月10日(日)、Creators' Wonderland 主催の「#くりえみAIフィルムコンテスト」結果発表・授賞式が、日本工学院蒲田キャンパス・片柳記念ホールにて開催されました。MCは主催のくりえみさんと、お笑い芸人マテンロウのアントニーさんという豪華体制。2時間にわたる上映会(前編)につづく、最優秀賞・MVP・各審査員賞の表彰、そして Creators' Wonderland AWARDS 第2弾予告まで、AICU media が現地で見届けた一日をお届けします。なお、当日の授賞式〜クロージング全編を YouTube にて期間限定公開中 👉 https://youtu.be/T4smaVXra3A
前編はこちら
https://www.aicu.blog/post/20260510
今回のコンテストは審査員ごとに個別賞を選出するユニークな運営でした。10秒チャレンジ部門・ショートフィルム部門あわせて多数の「○○さん賞」が発表され、各審査員の感性が直接見える設計になっていたの。
そして10秒チャレンジ部門の象徴的な一本として、「audiovisual glitch montage」/ AIGPS さんも審査員賞のひとつに選出されていました。グリッチ表現を時間軸ごと畳み込んでくるあの一本、確かに10秒で「もう一回観たい」と思わせてくれる強度だったの…!
AICU CEO・白井暁彦(しらいはかせ) が選んだ「白井さん賞」は、「兎に角」/ おの みつる さん!スクリーンには「くりえみAIコンテスト 最大級のドS作品 — 」というキャッチコピーが映し出されて、会場がどっと沸いていました。短尺で観る者の心理を揺さぶる構造設計 に審査員として強く惹かれた、という選評。受賞者の おの みつる さんは「他で映像とか何も発表できる人ではなかったので、その中で『兎に角』を作るようになって、今、このコンテストにも入賞してきてよかった。本当に思いました」と感無量のコメントを残されていました。
入選作品の代表として、10秒チャレンジ部門:1万円/ショートフィルム部門:3万円の盾と賞状が、ノミネートクリエイターさんたちに授与されました。受賞者の方々が「作品名を教えてください」「普段は何をされてるんですか?」と次々マイクを向けられて、会場全体がクリエイターさん同士の交流のような空気になっていたのが本当に印象的♪
まず10秒チャレンジ部門 優秀賞(賞金10万円) は、「彼女ができるまで」/ onofumi さん。「10秒の中で遊び心を見せるのって難しい、センスを問われる」「食って落とす10秒って本当に難しいよね」とアントニーさんも唸る一本でした(受賞者は当日不在)。
続いて栄えある 10秒チャレンジ部門 最優秀賞(EXCELLENCE AWARD・賞金 20万円) は、「100のわたし」/ MOMOTARO さん!受賞者の方は 「初めてAIで動画を作って、これが4作品目」「会社でデザイナーをしていて、AIプラットフォームの検証もしている」「ツールを使って、一度プレゼント書き出し→画像→1個ずつ並べて、自分の一番のタイプを探した」 という、AI時代らしい制作プロセスを率直に語ってくれたの。賞金20万円は「会社のツール代に使います」とのことで、現場感あふれるリアルな受賞コメントでした
ショートフィルム部門 優秀賞(賞金20万円) は、「Creators' Wonderland - The Genesis Witch」/ keigo matsumaru さん!実はこの方、あの「松丸一家」の弟さんだそうで、4兄弟(謎解きクリエイターの松丸亮吾さんも兄)の中での4男なんだとか。さらに驚きは制作期間で 「3日で作りました(寝ないで)」 とのこと。アントニーさんも 「本当にハリウッド映画かなみたいな、戦いもリアルだし、まさか3日で作り上げてくれるとは…!」 と絶賛していました。
そして栄えある ショートフィルム部門 最優秀賞(EXCELLENCE AWARD・賞金 50万円+HP OMEN ゲーミングPC) は、「棘花 -IGEBANA-」/ たなか(AI映画監督) さんが受賞!ステージ上には 500,000 JPY のジャンボボードと HP OMEN のスポンサー賞ボードが並ぶ圧巻の絵に。
受賞者の たなか さんは 「正直、最優秀賞には選ばれることはないかなと思っていて」「作品にすごく反映された感じもしたんですけども」「(くりえみさんの幼少期の絵が出てきた部分は)あれもAI、本当にそっくりで…」 と、くりえみさんへのリスペクトを込めた制作秘話を語ってくださいました。「ストーリーを残すAIって聞きながら、どういう感性を持っていたのか何回も調べながら、それもAIを使って制作した」 — AIで原典を理解しながらAIで仕上げるという、二重のAI活用が見事に結実した作品でした…!
そして全体を通しての MVP 最優秀クリエイター賞には、「KILL ME BABY」/ Marika Hirata さんが選出!運営から 「彼女は昨年の主催コンテストでも受賞、いま関東の映画祭にも出ている」「もう技術レベルでは本当にPV、ミュージックビデオみたい」「今回シーザー衣装で、一番最多に選ばれていたっていうのもあって今回のMVPという形を取らせていただきました」 とのコメント。受賞者は当日来場できなかったものの、観客席からひときわ大きな拍手が起きていました…!
授賞式のあとに行われた 審査員総評 のパートは、本当に学びの宝庫でした…!特にAICUのしらいはかせの講評は、AIショートフィルムというジャンルを30年のキャリアの中に位置づける、本当に強い言葉が続いたの。私もメモを必死に取ったよ。
「本当に言いたいことって1個で、それを構築するのに3つの話があるんですけど、人の心を動かすのは何かっていうのを、この24時間ずっと考え続けてます」
【審査員講評】くりえみ AIフィルムコンテスト 2026 — 「人の心を動かすのは何か」24時間の問いと、AIショートフィルムが越えるべき三つの壁
https://note.com/o_ob/n/n685ccacec83b
しらいはかせは現在、フィンランド発の世界最大級ゲーム企業 Supercell(『クラッシュ・ロワイヤル』『ブロスタ』)で、AIならではのゲームのクリエイティブR&D をコンサルティングしているそう。「世界から40チームくらいが集まって、ハッカソンというよりはデスゲームをやっている」 — AI使い放題で、手の動くのも速いトッププレイヤーたちが戦う中で、「みんな仲良くして、それで勝つ人の心を動かす」 ことを模索しているとのこと。
40数年のキャリアを持つアニメ制作プロデューサーの審査員 井上博明さんからは、こんな本質的なコメントが —
「「手塚先生が生きてらっしゃったら、絶対にこの時代だったら一番AIを使った、一番AIクリエイターになっていたんじゃないかなと思います。それくらいクリエイターに対しての刺激があるのがAIかな。これからAIは誰でも使えるようになる。iPhone を使うように。でもその時に残るのはセンス。AIが全てを作るんじゃなくて、AI技術を使ってセンスのある人が作品を作る — 受賞された方は本当にみなさんセンスがいい」
そして実写監督の審査員 舞原賢三さんからも 「実は審査員を受ける前、AIってどうなるんだろうと不安に感じていたんですが、安心しました。最後は作り手のセンスなんだなと分かったので」 という、現場の方ならではの率直な感想が出ていました。
授賞式が一段落したあとの 「今後の企画・イベント案内」 のパートで、私たちにとっても大きなニュースが発表されたの…!
日本工学院から、「グローバルアニメクリエイター科」2027年4月新設・4年制学科 の発表がありました。スクリーンに映し出されたキービジュアルには 「『創りたい』が『才能』になる、AI時代のアニメ学科」「手で描き、AIで操る」 というメッセージ。AI時代のアニメ教育を本格的に立ち上げるという、本当に大きな宣言だったの。
そして続けて — 「AiHUB × グローバルアニメクリエイター科 6月14日 スペシャルコラボ体験入学 開催決定!」 のスライドが…!クリエイティブAIの実践と、アニメ制作の現場を融合する体験入学プログラムで、AIショートフィルムの未来を担う次世代クリエイターさんに向けた一日企画。AICUとしてもこの動きは本当に応援したいなって、リーダーとして強く感じました…!
二次会会場の入口には、カリキュラムアドバイザーとして 852話(はちごーにわ)/ AndIdea株式会社(専務取締役) さんの紹介ボードも展示されていました。文化庁/日本芸術文化振興会「文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター等の活躍基盤強化プログラム実証)」 のロゴも掲げられていて、文化政策側からも本格的に支援されている取り組みであることが伝わってきたよ。
🔗 グローバルアニメクリエイター科:https://www.neec.ac.jp/
授賞式が一段落したあとの「今後の企画」コーナーは、私的にすっごく濃い15分だったの…!運営の方が 「コンテストって、何が事業に繋がってるんですか?って結構言われるんですよ」 と切り出して、Creators' Wonderland がどんなクリエイターエコシステムを作ろうとしているのかを率直に語ってくれました。
まず嬉しいビッグニュース — 「クリエイターズワンダーランドアワーズ第2弾、2026年夏に実施決定です」 🎉 賞金もスポンサーさんも、第1弾よりさらに積み上げていきたい、ワールドワイドな展開も視野に、とのこと。「徹夜で皆さん準備しておいてもらえると賞金もどんどん積み上げていけたらなと」と運営さんが笑いを取りながらの告知でした。次の夏に向けて、AIショートフィルムシーンがもう一段加速していくのが見えた瞬間…!
そしてビジネスモデルの説明がここでさらっと共有されたの。「クリエイターさんのほとんどが副業で活動している現状を変えたい」 「ジョブ(仕事)を提供する」 「事務所も、仲介業者も、搾取しない仕組みを作りたい」 という、クリエイター本人にお金が行く設計のお話。
Creators' Wonderland にはすでに 1,000名以上のクリエイターさんが所属 しているそうで、運営さんは 「ここにいる方たちは、ほぼ所属です」 と笑顔。コンテスト → コミュニティ → アカデミー → ジョブ → アニメ制作 という 「すべてが繋がっている」 クリエイターエコシステムを目指しているとのことでした。
「AIクリエイターっていうジャンルはまだできたばっかり。だからまず教育をしていきたい」 という想いから、自社としてもアカデミーを実行・発信する計画。先ほどのグローバルアニメクリエイター科(日本工学院・2027年4月新設)との連携も含めて、「日本のジャパニーズコンテンツをグローバルに広げる」「ユニコーン企業を目指す」 という熱い宣言…!
「日本のみならず、グローバルでも活躍できるAIクリエイターさんを育てて、日本のジャパニーズコンテンツをグローバルに広げていきたい」
ユニコーン企業(時価総額1000億円以上の未上場会社)を目指すって、本当に夢があるよね。私もリーダーとしてこの動き、ずっとウォッチしていきたいと思いました…!
そしてもうひとつ、関連事業として 「デジタルツイン × リアルヒューマン」 の構想が紹介されました。芸能人・タレント・モデルさんのデジタルツインを作って、海外CM・グローバル案件にも対応していくモデル。「タレントさんに使用料が公式的に支払われる」 仕組みで、セカンドキャリアに悩む芸能人の方にも新しい道を提供したい とのこと。
実演として「私(くりえみさん自身)は本体じゃなくデジタルツインで稼働している、その方がパフォーマンスもいい」というエピソードも紹介。AI時代のIPビジネスとしてすっごく示唆深いお話だったの♪
MCを盛り上げてくれたお笑い芸人のアントニーさんは、当日は 「他の芸人には内緒にして、俺だけがAIの世界に乗ってきた」 と笑いを取りながら、「次回審査員、絶対行くもん!」 と熱烈アピール!運営さんも 「決まり!アントニー審査員」 と即答で、さらに 「公式には反映されないアントニー賞を贈ります」 という遊び心もあって、会場は大盛り上がりでした♪
クロージング前のもうひとつのお知らせは、「クリエイターズワンダーランド Discord コミュニティを開設しました!」 という発表。授賞式参加者アンケートと一緒にQRコードが大きく映し出されて、ノミネートクリエイターさんも観客も、二次会前に続々とDiscordに参加していました。
コンテストが終わっても、コミュニティは続く — このメッセージがすっごく嬉しかったの♪ AICU mediaとしても、こういうクリエイターコミュニティの動きはきちんと追いかけていきたいと思います。
🔗 Creators' Wonderland 公式サイト:https://creators-wonderland.com/
クロージング前、ノミネートクリエイター+運営+審査員でのステージ集合写真が撮影されました。会場の2階バルコニーから見下ろすアングルで、ステージいっぱいに広がる笑顔の輪が、もうそれだけで一日の総決算という感じ…!
授賞式が終わったあと、参加者の皆さんは徒歩で 蒲田第二美須ビル 4階 へ移動。18:30〜21:30 の二次会では、受賞された方も、惜しくも受賞を逃した方も、観客として参加した私たちも、ジャンルを越えてフラットに語り合える時間になりました。
「あのカットってどのモデル?」「ControlNetの使い方を教えてほしい」「音楽はどう生成したの?」って質問が飛び交っていて、二次会の最初の30分で名刺交換と連絡先交換がそこら中で発生していたよ。コンテストの評価は順位で決まるけれど、コミュニティの価値はこういう場で育つんだなって、改めて実感したの…!
リーダーとして、今日見た50作品から学んだことを、SEO的にもAIクリエイターさんの参考になるように整理しておきますね。AIショートフィルムを観るとき・作るときに大事なのは、「再現性」「制御性」「表現力」 の3つだと改めて思いました。
①再現性:同じプロンプトを別の人が打ったときに、近い品質の絵が出せるかどうか。ワークフローやLoRA、ControlNetなどの工夫がここに表れます。今日のショートフィルム部門には、明らかに「自分専用ワークフロー」を作り込んでいる作品がいくつもあったよ。
②制御性:カット割り・カメラワーク・キャラクターの一貫性をどうコントロールしているか。フレーム間のブレを抑える技術が、この一年で本当に進化したと感じました。
③表現力:上の2つを土台にして、最終的に心が動くかどうか。ここはもうクリエイターさんの感性…!受賞作はすべて、技術と感性のバランスが見事だったの。
例えばこんなプロンプトの考え方も参考になるかもしれないかな。
「10秒の中で、再現性のある絵作り(ワークフロー)と、制御性のあるカット割り(編集)と、表現力のある余韻(音と間)を、どう噛み合わせるか」
ちなみに今日のような上映会で得られる学びは、ComfyUIや動画系AIで再現実験をするときに直接活きるよ。ComfyUIでのAI動画ワークフロー研究は AICU Lab+勉強会 でも継続的にシェアしているので、興味ある人はぜひ覗いてみてね♪
5月10日って、ゴールデンウィーク明け最初の日曜日。お休みモードから日常モードに戻るタイミングで、全50作品のAIショートフィルムを浴びてきた一日は、私にとって本当に特別なものになりました。
AIショートフィルムというジャンルは、まだまだ評価軸が固まりきっていない、生まれたばかりの分野なの。だからこそ、「審査員がどこを見たか」を言語化する場 としての今日のコンテストは、シーン全体を一歩前に進める意味があったと思う…!しらい審査員賞の「兎に角」評(「最大級のドS作品」)や、棘花 -IGEBANA- が最優秀賞を受賞した瞬間のあの空気、そして 「100のわたし」を3日で(寝ないで)4作目に作った MOMOTAROさんの率直なトークは、私の中にずっと残ると思います。
そして次の動きが、目の前にいくつも組み上がっていきました — 2026年夏に第2弾「Creators' Wonderland AWARDS」開催決定!、2027年4月新設のグローバルアニメクリエイター科、AiHUB × 体験入学(6月14日)、Discord コミュニティの開設、デジタルツインを活用した新しいIPビジネス構想、そして アントニーさんの次回審査員内定。「コンテスト → コミュニティ → アカデミー → ジョブ → グローバル」という流れが目の前で組み上がっていく感覚があったの。これって、本当にすごいことだよね…!
AiCutyメンバーそれぞれに観点が違うのも面白かったの。ナオくんは音まわりの工夫を、サキちゃんは縦型/横型の演出比較を、メイちゃんはキービジュアルの作り込みを、ミナちゃんはクレジット表記や権利処理の丁寧さを、それぞれ持ち帰っていたよ。
ノミネートされた皆さん、受賞された皆さん、本当におめでとうございます…!主催の Creators' Wonderland さん、運営スタッフの皆さん、お疲れさまでした。会場でお声がけくださった方、ありがとうございました♪
それじゃ、また次のAIニュースで会おうね!AiCutyリーダーのエレナでした♪
🎬 動画アーカイブ — YouTube に公開しました!
👉 https://youtu.be/T4smaVXra3A
📖 出典・参考
© 2026 Creators' Wonderland. All rights reserved.
#くりえみ #AIフィルムコンテスト #KURIEMI #AIショートフィルム #日本工学院 #蒲田 #CreatorsWonderland #AiHUB #グローバルアニメクリエイター科 #AICU #AiCuty #ElenaBloom
Originally published at note.com/aicu on May 14, 2026.