midJourneyや nijiJourneyスタイルのカンタン高画質なAI画像生成が行える「Fooocus」の最新版がリリースされました。AICU Inc.が原作そのままに Google Colab (無料版も可) を使って、旧来のv2.3.0も日本語UIで動くようにメンテナンスを実施したのでお知らせします。
2024年3月24日にリリースされた v.2.3.0 からUI変更に加え、機能面が大きく追加されています。
https://github.com/lllyasviel/Fooocus/releases/tag/v2.4.0
https://github.com/lllyasviel/Fooocus/releases/
v2.4.0動きました。Lightning速いですが、HyperSDはもっと高速です。
変更点
feat: ミラーサイトからの huggingface ファイルのダウンロードをサポート。
chore: インターポーザーを v3.1 から v4.0 に更新 by @mashb1t in #2717
feat: ページをリロードせずに UI を再接続するボタンを追加 by @mashb1t in #2727
feat: オプションのモデルVAE選択を追加 by @mashb1t in #2867
feat: ランダムスタイルを選択 by @mashb1t in #2855
feat: アニメを animaPencilXL_v100 から animaPencilXL_v310 に更新 by @mashb1t in #2454
refactor: 再接続ボタンのラベル名を変更 by @mashb1t in #2893
feat: 履歴ログに完全な生プロンプトを追加 by @docppp in #1920
修正: 正しい border radius css プロパティを使用するようにしました by @khanvilkarvishvesh in #2845
修正: HTMLヘッダでメタタグを閉じないようにした by @e52fa787 in #2740
機能: uov 画像アップロード時に画像を自動的に記述 by @mashb1t in #1938
nsfw 画像の検閲を設定とチェックボックスで追加 by @mashb1t in #958
feat: 手順を揃えるスケジューラーを追加 by @mashb1t in #2905
lora のインラインプロンプト参照をサポート by @cantor-set in #2323
feat: sgm_uniform (lcmと同じ)に基づくtcdサンプラーと離散蒸留tcdスケジューラの追加 by @mashb1t in #2907
feat: 4step LoRA に基づくパフォーマンス Hyper SD を追加 (@mashb1t 氏による) #2812
修正: HyperSDテスト用に残っていたコードを削除しました。
feature: nsfw 画像検閲のモデル管理を最適化 by @mashb1t in #2960
feat: プログレスバーの改善 by @mashb1t in #2962
feat: インラインローラの最適化 by @mashb1t in #2967
feat: コードの所有者を @lllyasviel から @mashb1t に変更 by @mashb1t in #2948
feat: 有効なインラインローラのみを使用し、サブフォルダをサポート by @mashb1t in #2968
feature: イメージのサイズと比率を読み取り、推奨サイズを与える by @xhoxye in #2971
feature: ghcr.io 用コンテナイメージのビルドとプッシュ、docker.md の更新、その他関連する修正 by @xynydev in #2805。
利用可能なイメージを見る
feat: 行末のデフォルト設定を調整 by @mashb1t in #2991
feat: image size description の翻訳を追加しました。
feat: 'CFG Mimicking from TSNR' の値をプリセットから読み込む by @Alexdnk in #2990
feat: ブラシのカラーピッカーを追加 by @mashb1t in #2997
feat: ほとんどの画像入力フィールドからラベルを削除 by @mashb1t in #2998
feat: クリップスキップ処理を追加 by @mashb1t in #2999
feat: UI設定をよりコンパクトに by @Alexdnk and @mashb1t in #2590
https://huggingface.co/ByteDance/Hyper-SD
ByteDanceによる「Hyper-SD(効率的な画像合成のための軌跡分割整合モデル)」がサポートされました。
論文 https://arxiv.org/abs/2404.13686
サンプリングが4ステップという非常に短いステップで高品質な画像が生成されます。
#SD黄色本「画像生成AI Stable Diffusionスタートガイド」の p.13-18でも扱っているとおり、FooocusはGoogle Colabで動作可能です。具体的にはこのようなコードを書けば最新のFooocusを実行することができます。
!pip install pygit2==1.12.2
%cd /content
!git clone https://github.com/lllyasviel/Fooocus.git
%cd /content/Fooocus
!python entry_with_update.py --share --always-high-vram
AICU Inc.が #SD黄色本 でリリースしたバージョン「Fooocus 日本語アニメ特化版 j.aicu.ai/FoooC」についてもメンテナンスを実施しました。
原作そのままに Google Colab (無料版も可) を使って、日本語UIで動くようにしたものです。
配布等は原作のライセンスに従います。
https://github.com/lllyasviel/Fooocus/blob/main/fooocus_colab.ipynb
ランタイムを実行「▶」を押してしばらくお待ち下さい。 https://....gradio.com のURLが表示されたらそれをクリックして別タブで遊べます。最大72時間有効ですが、途中で切断されたり止まったり、エラーが出た場合は「■」(停止)をしてもう一度「▶」を押してください。
このスクリプトではGUIで操作できるスイッチにしてあります。
このスクリプトでは Google Driveの マイドライブ直下「Fooocus-outputs」に保存されるようにしました。
このColabはデフォルトでrefinerを無効にすることに注意してください。なぜならColab freeのリソースは比較的限られているからです(そして画像プロンプトのようないくつかの「大きな」機能はfree-tier Colabの切断を引き起こすかもしれません)。フリー版のColabでは、基本的なテキストから画像への変換が常に動作するようにしています。「Image Prompt/画像で指示」は 無料版 Google Colab T4 GPU では動作しない可能性があります。
v2.3.1 (e2f9bcb) が動作しています。生成結果はGoogle Driveに生成されるので業務内システムへの活用も可能かもしれませんね。
日本語化の部分もAICUが翻訳を行っています。カスタマイズや、より子供向けや企業内ワークショップの開発の案件はぜひAICU Inc.までご相談ください。
https://corp.aicu.ai/ja/pricing