第13回となる「Marker Faire Tokyo 2025」は、10月4日(土)、5日(日)の2日間、東京ビックサイトで開催されました!今年はなんと280組の出展者が集結。テクノロジー、アート、クラフト、サイエンスが入り交じる“ものづくりの祭典”として、会場全体が熱気と創造性に包まれていました。
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/special/2050664.html
今年から主催はインプレス社に変更し、インプレスグループによる書籍販売の特別チラシ配布もありました。
目の前に広がる景色にどこから回ろうかと、早速悩みました。好きなルートで回ろうと、Bのデザイン&クラフトゾーンから反時計回りに回りました。
夜道が怖い……を解決するために生まれたサービスYolni(よるに)。今どこにいるか家族にLINE通知で知らせてくれます。開発途中のプロダクトも展示されておりプロトタイプの試作品から今の商品の形までの進化がよくわかります。10/31までクラファン実施中。
Yolni
場の空気(音)を読んで目の表情を変えるロボット(eye-con)仕事の合間に開発を進めてきたそうです。日本人ならではの発想が面白い。
futaba nozoe
電子ペーパーをキーホルダーサイズまで小さくして作ったキーホルダー
好きな写真やキャラクターを通信で画像を送り、変化のあるキーホルダーとして持ちあるけます。据え置き用として、AIアートフレームも展示。AI描画アートフレーム - MANO MONO
ロボティクスゾーン。ひときわ目立った大きなロボット。人間のアームの動作をそのまま反映します。
道を歩けばロボットが飛び出してくる不思議な感覚。R2シリーズも顕在。
マイコン使わずにモーター1個と機構だけで動く他足歩行。不思議すぎて魅入ってしまいます。今江科学 | Maker Faire Tokyo 2024 | Make: Japan
大人だけではなく子供も夢中になれる体験が目白押し。作ったミニチュア・カーをその場ですぐにレースで走らせることができるのは興奮が収まらない。レールから外れてしまうミニカーに、本気で悔しがる子供の姿が印象的でした。
今年は大学の出展も多く、にぎわっていました。対戦型のオセロゲームMinothは、オセロの対戦相手をしながら、どうしたら次の一手で勝てるのか、また、負けたらなぜ負けたのか教えてくれます。勝ち負けを決めるオセロではなく体験しながら学べるオセロに興奮しました。
筑波大学エンタテインメントコンピューティング研究室 | Maker Faire Tokyo 2025 | Make: Japan
来年音楽の先生になる学生さんが作った刺繍マグネット。世界の音楽を知ってもらいたいという思いでオリジナルの刺繍を作っているそうです。作品の作り手の方と直接対話ができるのもイベントの醍醐味でした。発想の着眼点がとても柔軟で、自分が決して思いつかないようなことを作品にしあげているので、話を聞くと尚のこと作り手の想いが伝わってきます。
高速回転常夜の鐘。お賽銭入れると木槌が鐘を叩きます。(音が鳴らない鐘というのがシュールでした)隣にある黒いパーツは、モーターがブーンと震えると、毛の生えているところがぶるぶる震え、本物さながらの虫を表していました。どれもクスっと笑える作品ばかりで、「大喜利狙い」とおしゃっていました。
関西大学電気通信工学研究会/情報処理研究部 | Maker Faire Tokyo 2025 | Make: Japan
女子美術大学の学生さんが開発した癒しロボット。タイ焼きのお腹をたたくと、しっぽが跳ねて反応します。ピンクのくまちゃんは、お腹を押すと耳がピコピコ動き、大根さんは、頭の葉っぱを抜くと声がでます。アイカ工業さんとのコラボレーション作品で毎年、いろいろなキャラクターを制作しているそうです。
女子美ロボット研究プロジェクト :: プロジェクトについて
黒幕に囲まれたライブ会場が一際目立っていた展示。オタ踊りのようなライトの動きは高度な数理モデルを使って組み立てているそうです。最初はバラバラ動いているのが、ある一定の時間がたつと動きがそろういます。見ていると本物さながらのライブ会場にいる気分になります。推しのライブがあったらこんな風に盛り上げてみたい!
アイドルのライブ会場でのペンライト振りを、マイコンで再現~Maker Faire 2023でセメダイン賞を受賞した天狗工房に聞く | CEMEDINE Style | セメダイン株式会社
行列ができていた企業ブースのヤマハ発動機。体験型インスタレーション「e-plegona」は、感動を疑似体験する音楽ゲーム型のインスタレーション作品。SXSW2023 でも発表したほか、Red Dot Design Award2024を受賞したそうです。
アートとサイエンスで感動を再現する「協調HMI研究」という試み | ヤマハ発動機
こういう掲示板が街にあれば、世の中の困りごとの問題解決も進むのに・・とおもったコーナー、オープンアグリテック。アイディアのヒントが付箋に書き込まれていました。
お腹がすいたら腹ごしらえ。クレープが焼ける工程を静かに見守り、完成するとローラーで流れてくる様子をみているだけでも楽しかったです。
ほかにもたくさん展示があり、さすがに2時間では周り切れないほどでした。会場は、ものづくりを心から楽しんでいる人たちが集まっており、大人から子供まで、笑顔溢れる会場でした。
来年は、1カ月前倒しされ、2026年9月5日(土)~6日(日)の2日間で開催予定。今年いけなかった人は来年の予定を抑えてくださいね!
そしてインプレスグループによると、Maker Faireは東京以外の日本各地で開催されるとか!?楽しみですね。
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1652802.html
以上、AICU media ライターのEMKOがお送りしました。
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EMKO
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#Marker Faire Tokyo
Originally published at note.com/aicu on Oct 5, 2025.