もしあなたがテキスト画像生成を一度も経験したことがない場合、まずオススメするのは「Niji・Journey」(にじジャーニー: https://nijijourney.com/ja/ )です。2022年7月に世界で最初にAI画像生成サービスとして一世風靡した「Midjourney」(ミッドジャーニー)をSpellbrush社がアニメやイラストレーションに特化させたサービスで、有料サブスクリプションとしては互換性があります。この2つのサービスはチャットサービス「Discord」( https://discord.com/)経由で利用する設計になっており、PC/Mac/スマートフォン環境でのアプリ「Discord」を使って利用します。
さらに2023年10月に「にじジャーニー」単体でのスマホアプリ版もリリースされており、無料で20枚まで生成することができます。
Discord版は「#image-generation 」というチャンネルで「/imagine」から書き始めて、英語か日本語で「プロンプト(prompt)」を入力します。プロンプトとは「促す(もの)」という意味の英語で、IT分野ではシステムの操作時に入力や処理などを促す文字列や「コマンドプロンプト」といった命令文などをこのように呼びます。画像生成においては「呪文」と呼ばれることもあります。Discord版の場合は、他のユーザが呪文を唱えて生成している様子を見るのがいちばんわかりやすいと思います。
2023年10月18日に公開されたスマホ版は複数の利用形態がありますが、DiscordでログインすることでMidjourneyや従来のNijiJourneyと共通のアカウントで利用することができます。非常によく考えられたUI設計がされており、iPhoneでもAndroid環境でも縦画面で高品質なテキスト画像生成を行うことができます。
基本的な画像生成の流れは、①プロンプトを打ってみる、②4枚の画像が生成されるので、左右にスワイプしてお気に入りの画像を選択。③お気に入りにして後で鑑賞、④このプロンプトをコピーして再度作成、もしくは⑤保存、もしくは⑥他のアプリでシェア。⑦の領域にあるアップスケール、Subtle、Region、ズーム、パンなどのボタンで描き直しすることができます。⑧は参考とする画像をアップロードして描き直しする機能(image to image)、⑨は生成する画像のスタイル選択、⑩は縦横比、⑪は生成時のモードで、お試しの場合は気にしなくて構いません。⑫で他のユーザの作品を閲覧できます。
さて、美麗な作品が簡単に生成できてしまう「にじジャーニー」ですが、無料で利用する場合と異なり有料版ライセンスをサブスクリプションすることで商用利用も可能になります。
最低のプランでも月額10ドル(1500円ぐらい)、年払いにすると月額8ドル(1200円ぐらい)です。
プロフェッショナルな方も、アイディアを出したり、ベースになるレイアウトやキャラクターデザインの素案を作るなど、その価値はあるかもしれません(AICU mediaのみなさんも愛用しています)。
今回は特別に AICU mediaのAI社員「koto」のベースとなったキャラクター設計資料を一部公開いたします!探求するとこんな画風も出せるんです
Originally published at https://note.com on February 20, 2024.