2025年6月2日、16周年となるMicrosoft Bingから新たな生成AIツール「Bingビデオクリエーター」(Bing Video Creator)が公開されました。画像生成AI「Bing Image Creator」に続き、今度はテキストから動画を無料で生成できる時代がやってきました。
生成AIで動画まで作れる──それもスマホアプリから手軽に。
そんな夢のような体験が、OpenAI提供の動画生成AI「Sora」エンジンを使い、無料で快適にTextToVideo(t2v)が利用できるツールがリリースされました。
Bing Video Creatorは、与えた言葉から5秒間の短い動画を自動生成するTextToVideo(t2v)ツールです。
「忙しいイタリアンレストランで、小さなカワウソがシェフの帽子をかぶって生地をこねている」
そんなユニークなシーンも、数秒で動画にしてくれます。
フォーマット:縦長9:16 (480×854) mp4(横長16:9も近日対応予定)
5秒の動画
Fastモードは1人あたり10本まで無料
保存期間:90日
対応プラットフォーム:Bingモバイルアプリ(近日デスクトップ対応)
https://bingapp.microsoft.com/bing
🎬 使い方(カンタン3ステップ)
Bingモバイルアプリを開く(iOS/Android)
メニュー右下の「Bing ビデオ クリエーター」を選択
作りたい動画の内容を日本語でも英語でもOKで入力して「Create」
現在は縦長動画、5秒のみ生成できます。「高速」は無料で生成できるのは10回だけなので急ぎではない場合は「標準」もいいかもしれません。
例えば…
「朝焼けの森の中を赤いコートの女性が歩く、映画風のカメラワークで」
…と日本語で入力すれば、そのシーンに合った動画が数十秒で生成されます。
渋谷のスクランブル交差点で路上ライブをやっている人だかりをFPVで撮影
動詞と形容詞を活用:「踊る」「探検する」「夢のような」「映画のような」
視点やスタイルの指定:「ドローン視点」「アニメ風」「絵本のように」
短くても具体的な指示を:「暗い部屋の中でキャンドルが灯る」「ネコがギターを弾いている」
高速作成はユーザー1人につき最大10件まで可能です。それ以降は、標準速度で処理されます。高速作成を引き続きご利用いただくには、動画1本につき100 Microsoft Rewards ポイントを消費します。Rewards ポイントの獲得方法については、Bingを使った検索などで獲得できます。詳細はこちらをご覧ください。
https://www.microsoft.com/ja-jp/rewards/about-signed-in
Bing Video Creatorには、OpenAIのSoraの安全設計に加えて、Microsoft独自の安全対策が組み込まれています。生成された動画にはC2PA(生成情報証明)が付与され、AIによる生成物であることの可視化が行われるとのことです。
https://contentcredentials.org/verify
「Sora video Provenance 1.0」「Microsoft Corporation」と記載されています。動画生成AIでC2PAで証明書ができるのはなかなかの先進性です。
Bing ビデオ クリエーター(モバイル限定・無料)
https://aka.ms/TryBingVideoCreator
https://aka.ms/TryBingVideoCreator
SNS投稿用の小ネタ動画
物語やプレゼン資料のビジュアライズ
創作アイデアのプロトタイピング
子ども向け教育やプロモーションにも!
あのOpenAI「Sora」がめちゃ使いやすいスマホアプリになって登場です。しかも結構速いし、無料です。ついにここまで来たか!という印象のテキストtoビデオ生成AI。まだ5秒という制約はあるものの、キャラ設定やストーリー構成、TikTok・Instagram等の文字入れをしたりして、SNS投稿に大きな可能性があります。
AICUでは、ComfyUIなどの生成ツールと組み合わせたワークフローや、実験レポートを今後発信予定です。
まずは試して、どんな「未来の映像体験」が可能かを感じてみてください!
https://blogs.bing.com/search/June-2025/Introducing-Bing-Video-Creator
#Bing #VideoCreator #生成AI #Sora #Microsoft #AI動画生成
Originally published at note.com/aicu on June 3, 2025.