「動画をもっと簡単に、でも個性的に作りたい」
そんな願いを持つクリエイターの方々に朗報です。AnimateDiffとControlNetを組み合わせることで、簡単に動画のスタイル変換が可能になります!
こんにちわ、AICU media編集部です。
「ComfyUI マスターガイド」第38回目になります。
本記事では、前回ご紹介したAnimateDiffとControlNetを組み合わせた「video-to-video (v2v)」を応用して、参照動画のスタイルを変換してする方法を解説します。
[ComfyMaster37] SDXL+AnimateDiff+IPAdapterで参照画像から動画を生成しよう! #ComfyUI
この記事では、ComfyUIを使用した高度な動画生成ワークフローについて解説します。特に、AnimateDiffやControlNetを活用して動画の各フレームをスタイライズし、LoRAを用いたスタイル変換を行う手法に焦点を当てています。ComfyUIのカスタムノードを導入し、Stable Diffusionモデルを活用したスムーズなアニメーション生成や、スタイルの適用による独自の映像表現を作成するための手順を説明します。具体的には、RealVisXL V5.0 LightningモデルやSDXL Paint Splash Style、Dissolve StyleといったLoRAを使用し、参照動画をもとに動画変換を行うプロセスを詳述しています。
以下のカスタムノードを使用するため、ComfyUI Managerからインストールしてください。
ComfyUI-AnimateDiff-Evolvedは、Stable Diffusionモデルを拡張して動画生成を可能にするカスタムノードです。元のAnimateDiffを進化させたバージョンで、動画生成のためのモーションモジュールと高度なサンプリング技術を組み込んでいます。
https://github.com/Kosinkadink/ComfyUI-AnimateDiff-Evolved
ComfyUI-VideoHelperSuiteは、動画生成を支援するためのカスタムノードです。動画の編集や加工を容易にする機能を提供します。今回は、一連の画像を動画にして保存するノードを使用するために必要となります。
https://github.com/Kosinkadink/ComfyUI-VideoHelperSuite
ComfyUI-Advanced-ControlNetは、ControlNetの機能を強化するカスタムノードです。ControlNetの強度をタイムステップやバッチ化された潜在変数にわたってスケジュールする機能を提供します。
https://github.com/Kosinkadink/ComfyUI-Advanced-ControlNet
動画サイズのリサイズのためにComfyUI-KJNodesを導入します。ComfyUI-KJNodesは様々な便利なノードを格納しています。
https://github.com/kijai/ComfyUI-KJNodes
今回は、RealVisXLのLightningバージョンを使用します。Lightningバージョンでは、サンプリングのステップ数を4-6回に抑えることができます。生成量の多いAnimateDiffでは、TurboやLightningなどの数ステップで生成完了するモデルを選ぶと良いでしょう。
以下のリンクよりモデルをダウンロードし、「ComfyUI/models/checkpoints」フォルダに格納してください。
今回は、2つのLoRAを使用してスタイル変換を試してみます。
カラフルなインクを塗布したような画像を生成するLoRA「SDXL Paint Splash Style」を使用します。以下のリンクよりモデルをダウンロードし、「ComfyUI/models/loras」に格納してください。
https://civitai.com/models/140335/sdxl-paint-splash-style
体や物の一部が崩壊していくような画像を生成するLoRA「Dissolve Style」を使用します。以下のリンクよりモデルをダウンロードし、「ComfyUI/models/loras」に格納してください。
https://civitai.com/models/245889/dissolve-style-lora-15sdxl?modelVersionId=277389
video-to-video (v2v)にControlNetの「AnyTest v4」を使用します。以下のリンクよりControlNetをダウンロードし、「ComfyUI/models/controlnet」フォルダに格納してください。
今回は、SDXLのモデルで動画生成するため、SDXLのモーションモジュールをダウンロードします。使用するモデルは「Hotshot-XL」です。以下のリンクからモデルをダウンロードし、「ComfyUI/custom_nodes/ComfyUI-AnimateDiff-Evolved/models」フォルダに格納してください。
https://huggingface.co/hotshotco/Hotshot-XL/blob/main/hsxl_temporal_layers.f16.safetensors
v2vで使用する参照元動画を用意します。以下のダンス動画をControlNetで参照します。
この動画は、以下のリンクより無料でダウンロードできます。
https://www.pexels.com/ja-jp/video/2795746
このワークフローは、入力ビデオの各フレームを変換し、スタイライズされたアニメーション動画を生成する高度な例です。ControlNetを使用して入力フレームの構造を保持しつつ、AnimateDiffで滑らかなアニメーションを生成し、LoRAでPaintSplashスタイルを適用しています。
文末のリンクからワークフローをダウンロードしてください。
ワークフローをフローチャート形式で表示したものが以下になります。
以下に、このワークフローの主要な部分とその機能を詳細に説明します。
この記事の続きはこちらから https://note.com/aicu/n/n8f000f1b4be2
Originally published at https://note.com on Dec 7, 2024.