AI使用のアニメ「ツインズひなひま」、地上波でオンエア!AIが作り出した"新しい仕事"とは!?

AI使用のアニメ「ツインズひなひま」、地上波でオンエア!AIが作り出した

「サポーティブAI」という考え方で商業用アニメーションにAI画像生成を使用して制作されているアニメ「ツインズひなひま」が、2025年3月28日に地上波でオンエアされました。『ツインズひなひま』(TWINS HINAHIMA)は、KaKa Creationとフロンティアワークスの共同プロジェクトとして2023年からTikTokやYouTubeで活動しているキャラクターのユニット名で2025年3月にテレビアニメ化。3Dとモーションキャプチャーによるキャラクターアニメーション、仕上げや彩色工程を中心に手描きのセルアニメーション的な絵作りを試みた実験的な作品ですが、残念ながら1話のみ、また各種配信プラットフォームからは海外では視聴できない状態です。

バズることを夢見る双子の女子高生ひまりとひなな。ダンスを手始めに、伸びそうなネタをかたっぱしから撮影していく中で、妙な”異変”に気づいた時から、おかしな世界へ足を踏み入れていくーーー。

©KaKa Creation/ツインズひなひまプロジェクト
https://anime-hinahima.com/story/

TOKYO MXにて2025年3月28日(金)23時30分より放送
MBSにて2025年3月29日(土)深夜3時38分より放送
BS日テレにて2025年3月30日(日)23時00分より放送

日本以外の読者に向けて、オープニングとエンディングをお届けします。

OP「おーぎゅめんと・でいっ! 」

https://www.youtube.com/watch?v=CyH-q2P0IJs

 

OPテーマ:「おーぎゅめんと・でいっ!」 ひまり (CV.平塚 紗依)&ひなな (CV.伊駒 ゆりえ) Listen&DL:📀https://fwinc.lnk.to/0DqrLBZ5

★キャスト ひまり:平塚 紗依 ひなな:伊駒 ゆりえ
★STAFF OP監督:Palf ダンス:平塚 紗依、伊駒 ゆりえ 振付:NAOKI 原作:ツインズひなひま(KaKa Creation) 監督:中野 紅 脚本:品田 遊 キャラクターデザイン:横田 拓己 AI / 3Dテクニカルディレクター:Ultra-Noob AIパイプライン開発:852話、Asaki メインアニメーター:工藤 陽輔 3Dアニメーション監督:川村 崇 3Dモデリング:さかもと商会 撮影監督:小澤 匡義 音響監督補:菊池 晃一 音響:ノワ 音楽:夢見 クジラ 演出・アニメーションプロデューサー:飯塚 直道 アニメーション制作:KaKa Technology Studio

 

声優さんが実際に踊ったデータであることが公開されました。

EDムービーは852話さんが監督
CHiCO「6:00 PM」

エンディングムービーは画像生成AI分野では世界的に知られるクリエイター852話(hakoniwa)さんが監督を担当。CHiCO「6:00 PM」

 
 
画像

OP/EDとも良い曲なので一度は再生してみることをお勧めします!

サポーティブAIについて

本プロジェクトの

当プロジェクトが最も大切にしている価値観、“サポーティブAI”という考え方について様々な可能性と課題を生み出しつつ、急速に日常に普及してきているAI技術は、クリエイターの創作活動においても非常に身近なところまで浸透しつつあります。
しかし未だクリエイターとAIの間の溝は深く、なかなか議論が成熟しないまま時間だけが経過してしまっているようにも見受けられます。
この状況を受け「AIはあくまでクリエイターの創作活動のための補助ツール」という考え、すなわち”サポーティブAI”の発想を基底とし、AIを使用する際の課題をクリアしながら、その性能を正しい用途で使用する形で、AI技術に向き合っていく必要性が出てきていると考えました。

クリエイターにとってのAIの有用性は、下記の2つに大別できると考えています。

アニメ現場における人材不足や業務時間の肥大化の原因となっている、膨大な作業を少しでも軽減させることを目標とする『効率化』
手書きやCGといった既存の技術では実現が難しかった『新しい表現の確立』

①本作品での具体的なAIの使用方法
本作は、従来のアニメ制作で使用するAdobe社製品やCelsys社製品に加えて、AI技術を使用して制作されております。作品本編は、全カットAIでの支援による負担軽減が実施されており、一方で最終的には人の手で加筆修正を行うことで、クオリティの担保を行っております。
なお、キービジュアルは下記の方法で制作されました。
キャラクター:CLIP STUDIO PAINTでの全手書き。
 
背景:撮影した写真をAIでアニメ背景風に変換。その後美術スタッフによるレタッチ。
 
ロゴ:Adobe Illustratorでの全手書き。
 
特効:Adobe Photoshop、Adobe After Effectsでの処理。

②なぜわざわざAIを使うのか
AIコンテンツが量産される中、アニメ制作でAIを用いる上でもっとも重要なのは、クオリティやクリエイティブに対して真摯に向き合うことであると考え、普段からアニメ作品に携わっているスタッフたちが制作することで、そこをクリアしたAI作品を制作することを第一義としました。
アニメ制作は、複雑で多岐にわたる工程を必要とする労働集約的な作業です。この特性が、制作期間の長期化と作業負担の増大を引き起こし、若手クリエイターの参入障壁となっています。
この課題に対処するため、私たちはAI技術をアシストツールとして活用することで、作業の効率化と省力化を図り、クリエイターの労働環境を改善し、より創造的な活動に注力できる環境の構築を目指します。

今回の「ツインズひなひま」のアニメプロジェクトが皮切りとなることで、アニメ業界が直面する制作者不足の解消、生産性向上による労働環境の改善、そしてクリエイターの待遇改善という問題の解決に貢献したいと考えています。アニメが、人材不足が進む事で消滅の危機にあるという危機感のもと、AI技術の活用により、アニメ制作の未来をより明るく、持続可能なものにすることが可能だと確信しています。

https://anime-hinahima.com/supportive-ai/

AICUの読者はComfyUIやRunway, Soraなどで動画を生成している方々も多く、ホビーや個人制作では今後当たり前になっていくことが予想されますが、まだまだアニメーション産業の中では「AIを使っています」とは言いづらい状況が続いているようです。今回のOP/EDのスタッフロールの中には「AI/3Dテクニカルディレクター」や「AIパイプライン開発」といったクレジットもあり、今後「名前のついた職業」として地位を得ていく第一歩となる作品であることを認識し、応援していきたいと思います。

AI / 3Dテクニカルディレクター:Ultra-Noob
AIパイプライン開発:852話、Asaki

https://www.youtube.com/watch?v=aWY4I3hK0Qs
https://www.youtube.com/watch?v=CyH-q2P0IJs

 

「AIが仕事を奪う」とはよく言われるワードですが、本来、手描きのアニメーションを制作する場合は、30分枠のアニメ1話で作画枚数は3000~5000枚ほど必要になります。現在のところ1話だけの地上波放映となった本作ですが、OP/EDを見る限りでは「AI / 3Dテクニカルディレクター」や「AIパイプライン開発」といった「AIが作り出した新しい仕事」が生まれています。このような新しい職業の誕生とその行末こそが、AIクリエイターが注目していくべき分野であると考えます。

まずはその前に作品が人気になることですね!

「ツインズひなひま」のYouTubeをフォローすることはもちろんのこと、

https://www.youtube.com/@hinahimaaa

 

各種配信サービスでの配信期間中の視聴をしっかりとしましょう!

https://anime-hinahima.com/supportive-ai/

 

★各種配信サイトにて絶賛アニメ配信中! dアニメストア、ABEMA、TVer、MBS動画イズム、DMMTV、Prime Video、FOD、U-NEXT、アニメ放題、Rakuten TV、AnimeFesta、ムービーフルPlus、ムービーフル、OnGenムービー、萌え動画がいっぱい、ビデオマーケット、music.jp、カンテレドーガ、バンダイチャンネル、Hulu、ふらっと動画、HAPPY!動画、J:COM STREAM、TELASA、milplus

海外から本作を観たくても観れないのです!!

「ツインズひなひま」の二次創作の公式ガイドラインは確認されていませんが、今なら大人気になれるのでは?

https://www.pixiv.net/tags/%E3%83%84%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%81%B2%E3%81%AA%E3%81%B2%E3%81%BE

 
画像

「ツインズひなひま」を制作するKaka Creationにも頑張ってもらいたいと思います!AICUは今後も「ツインズひなひま」を応援します。

 

Originally published at note.com/aicu on Apr 12, 2025.

AICU Japan

AICU Inc. AIDX Lab - Koto

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