【AIキャラ開発スタートガイド】AIキャラクターデザインプロンプトの基本!(1)

【AIキャラ開発スタートガイド】AIキャラクターデザインプロンプトの基本!(1)

今回は既にセットアップしたForgeの環境とモデル「waiIllustriousSDXL_v160.safetensors」を使ってAIキャラクターデザインの基本を始めていきます。プロンプトの書き方の基礎から、品質向上のテクニック、よく使う表現、Stable Diffusionの得意・苦手分野まで、実践的な知識を詳しく解説します。

http://j.aicu.ai/CSG

画像生成におけるプロンプトの基本

画像生成の品質を左右する最も重要な要素が 「プロンプト」 です。

プロンプトとは、AIへの「言葉による指示書」のことです。同じモデルを使っても、プロンプトの書き方ひとつで出来上がる絵のクオリティは大きく変わります。

「英語が苦手だから難しそう」と感じる方もいるかもしれませんが、最初は単語を並べるだけでも十分なので安心してください。コツさえ押さえれば、誰でも思い描いた絵に少しずつ近づけることができますよ。

環境設定が終わっていない方はこちらから

 https://www.aicu.jp/post/260506 

 https://www.aicu.jp/post/260512 

このセクションでは、既にセットアップしたForgeとモデル「waiIllustriousSDXL_v160.safetensors [a5f58eb1c3]」を使ってプロンプトの書き方の基礎から、品質向上のテクニック、よく使う表現、Stable Diffusionの得意・苦手分野まで、実践的な知識を詳しく解説します。

プロンプトは「英語」で書く

Stable Diffusionのプロンプトは、基本的に「英語」で書く必要があります。
これがプロンプトを書く上で、まず最初に知っておくべき大前提です。

なぜ日本語ではだめなの?

「プロンプト欄に日本語を入力してもエラーにはならないし、絵も一応出てくる……」
そう思った方もいるかもしれません。でも実際に試してみると、日本語入力の結果はかなりバラバラで、意図した通りにならないことが多いはずです。

その理由はシンプルです。

Stable Diffusionは、膨大な数の「画像」と「その説明文(キャプション)」をセットで学習して作られています。その学習データの大半が英語で書かれています。つまりAIにとって「英語」は母国語のようなもので、英語の単語にはちゃんと反応できても、日本語には「なんとなく似たような意味」で雑に対応するしかないんです。

たとえば、こんな感じです。

  • 左:「笑顔の女の子、長い黒髪」と日本語で入力 → あいまいな結果になりやすい
  • 右:「smile, 1girl, long black hair」と英語で入力 → 意図通りの絵が生成されやすい

というわけで、まずは「プロンプトは英語で書くもの」と割り切って考えるのが、上達への一番の近道です。

でも、英語は苦手…という方へ

安心してください。プロンプトで必要な英語は、難しい文法や言い回しは一切いりません。単語をカンマで区切って並べるだけでOKです。

簡単なプロンプトの一例:A cute girl with long brown hair, smiling, park background

A cute girl with long brown hair, smiling, park background

このくらいのシンプルな英単語の羅列でも、十分画像は生成できます。

さらに、英語が全く分からなくても安心できる方法が2つあります。

① このガイドのプロンプト一覧から選んで転記するだけ
→ 後のセクションに、よく使うプロンプトをカテゴリ別にまとめています。最初はそこから単語を拾って組み合わせるだけで十分です。

② 拡張機能「prompt-all-in-one」を使う(推奨)
→ 日本語で考えたことを自動で英語に翻訳してくれる機能があります。
詳しくは次の「prompt-all-in-oneについて」で紹介します。

拡張機能「prompt-all-in-one」があると超便利!

「prompt-all-in-one(プロンプト オールインワン)」は、Forge WebUIに追加できる拡張機能です。プロンプトの入力作業を、劇的にラクにしてくれる便利ツールです。

主な機能をざっくり紹介すると

◆ 日本語で入力 → 英語に自動翻訳
「笑顔」や「女の子」と日本語で入力するだけで、「smile」、「1girl」のように英語へ自動変換してくれます。文章でも同様に英語に変換してくれるので、いちいち英文を考える必要はありません。これで英語を考える手間がほぼゼロになるはずです。

◆ プリセットから選ぶだけ
よく使うキーワード(表情・髪型・服装・背景など)が一覧表示されていて、クリックするだけで入力欄に追加できます。「どんな単語を使えばいいかわからない」という悩みが大幅に解消されますよ。

◆ プロンプトの並び順を簡単に変更
入力済みのキーワードをドラッグ&ドロップで自由に並べ替えられます。「この単語を前に持ってきたい」という操作がとても直感的です。

◆ 重みの強度変更がらくらく
プロンプトの影響力を調整する操作として「(単語:1.3)」のような記号を手打ちしなくても、各プロンプトの「ー」や「+」をクリックするだけで強調度を視覚的に調整できます。

◆ プロンプトの要素のON/OFFの変更がらくらく
生成時のプロンプトの調整の機能として、対象のプロンプトをダブルクリックすることで
素早くプロンプトの有効・無効を切り替えることが出来ます。

プロンプトの書き方(単語形式/文章形式)

Stable Diffusionのプロンプトには、大きく分けて「単語形式」「文章形式」の2つの書き方があります。

それぞれ特徴が異なるので、目的に合わせて使い分けられると生成の幅がぐっと広がります。まずはどちらがどんな場面に向いているのかを理解するところから始めましょう。

単語形式(推奨)

単語形式は、Stable Diffusionで最もよく使われるスタンダードな書き方です。英単語をカンマ(,)で区切って並べるだけなので、英語に自信がなくても直感的に書きやすいのが特徴です。並べる順番にも意味があり、先頭に書いた単語ほど優先的に反映されます。初心者の方はまずこちらから始めるのがおすすめですよ。

特徴

  • カンマ(,)で単語を区切る
  • Stable Diffusionが最も理解しやすい形式
  • 各要素の重みを調整しやすい


「長い黒髪の女子生徒が、制服を着て教室の机に向かい、何かを書きながら微笑んでいる。」

1girl, long black hair, school uniform, sitting, desk, classroom, writing, smiling,

メリット
 ✅ プロンプトの順序で優先度を調整できる(先頭ほど重視される)
 ✅ 各単語の重みを個別に調整しやすい
 ✅ 初心者にも分かりやすい
デメリット
 ❌ 複雑な状況や関係性の表現が難しい

単語形式の出力例

参考:各種生成時の設定情報

設定項目:指定/入力値

Checkpointモデル:waiIllustriousSDXL_v160
VAEモデル:sdxlVAE_sdxlVAE.safetensors
サンプラー:DPM++ 2M SDE
Steps:30
CFG Scale:6.0
Seed値:2746895010
解像度(縦横比):1024x1024
プロンプト:1girl, long black hair,school uniform,sitting,desk,classroom,writing,smiling,
ネガティブプロンプト

文章形式

文章形式は「A girl is standing in a forest」のように、自然な英文でシーンを描写する書き方です。「人物がどこで何をしているか」「どんな雰囲気のシーンか」といった複雑な情景を、ひとつの文章で表現したいときに向いています。

ただし、単語形式に比べると意図した通りの結果が出にくいこともあるので、まずは単語形式に慣れてから必要に応じて組み合わせてみましょう。

特徴

  • 自然な英文で記述
  • より詳細なシーンや関係性を表現できる

「長い黒髪の女子生徒が、制服を着て教室の机に向かい、何かを書きながら微笑んでいる。」

A girl with long black hair, wearing a school uniform, sits at her desk in the classroom, writing and smiling.

メリット
 ✅ 複雑な状況や関係性を表現できる
 ✅ 自然言語のため直感的に書きやすい
デメリット
 ❌ 単語形式より精度が落ちることがある
 ❌ 重みの調整が難しい

文章形式の出力例

参考:各種生成時の設定情報

設定項目:指定/入力値

Checkpointモデル:waiIllustriousSDXL_v160
VAEモデル:sdxlVAE_sdxlVAE.safetensors
サンプラー:DPM++ 2M SDE
Steps:30
CFG Scale:6.0
Seed値:1864773845
解像度(縦横比):1024x1024
プロンプト:A girl with long black hair,wearing a school uniform,sits at her desk in the classroom,writing and smiling.,
ネガティブプロンプト

単語形式と文章形式の違い

この生成サンプルでは、まだそこまで要素が多くないので形式の違いによる大きな差異は出ていません。それぞれの特徴としては、プロンプトの一つ一つの要素をしっかり描こうとする単語形式に対して、文章形式は「状況を表す文章」からその「シチュエーション全体」を描こうとする傾向があります。

単語形式(左)
文章形式(右)

参考:各種生成時の設定情報(共通にして比較)

設定項目:指定/入力値

Checkpointモデル:waiIllustriousSDXL_v160
VAEモデル:sdxlVAE_sdxlVAE.safetensors
サンプラー:DPM++ 2M SDE
Steps:30
CFG Scale:6.0
Seed値:-1
解像度(縦横比):1024x1024
プロンプト:ここを単語形式か文章形式かで書き換える
ネガティブプロンプト

描画要素を増やした例

以下は、描画する要素を増やして画像を生成してみた例です。
この例は描画要素を増やしているので、文章形式による「全体をバランスよく描く」という効果の差が確認できると思います。

一方、単語形式の方の特徴としては、情景のまとまり感は少し落ちますが、生成結果を見てから、各単語ごとに「要素の足し引き」や「重みの強弱の調整」が文章形式と比較してかなり変更しやすいというメリットがあります。

また要素を足す際の注意点としては、要素を足していけばいくほど整合性が取れない部分が増え、描画の難易度が上がるため、プロンプトはできるだけシンプルにまとめることが重要とされています。

シチュエーション例
長い黒髪の女子生徒が、制服姿で教室の机に向かい、何かを書きながら、悲しげな表情を浮かべている。
彼女は眼鏡をかけており、机の上には本が山積みになっている。そよ風にカーテンがひらひらと揺れている。
窓の外には夕焼け空が広がり、遠くにはカラスが飛んでいる。夕日に照らされ、窓から長い影が伸びている。

<単語方式>

1girl, long black hair, school uniform, sitting at desk, classroom, writing, sad expression, glasses, pile of books on desk, fluttering curtains, breeze, window, sunset sky outside, crow flying in the distance, sunset lighting, long shadow

<文章方式>

A girl with long black hair wearing a school uniform is sitting at her desk in the classroom. She has a sad expression and is wearing glasses while writing. There is a pile of books on the desk, and the curtains are fluttering in the breeze. Outside the window, a crow is flying in the distance against a sunset sky, and the sunset lighting casts a long shadow from the window.

単語形式
文章形式

 

おススメの使い分け方

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この記事の続きはこちら https://www.aicu.jp/post/260517
Originally published at note.com/aicu on May 17, 2026.

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