昨日開催されたAICU Creators Talk2 (#AICU_ACT2) の ライトニングトークにて興味深い発表が行われたので紹介したいと思います。
https://ymmd-ai.co.jp/
YMMD, Inc. の創設者。AIピカソロ塾やAIの国を手掛けています。
LT発表スライドと動画より
御本人よりご提供・ご許諾いただきました。
はいこんにちはメンバー全員AIの会社を やっておりますJUNと申し ます。会社概要こんな形なんですけれど。
メンバーが今15人おりまして。人間私1人だけです。
メンバー全員AIで やっているというところが特徴的な会社となっております。
で、まあ人間私だけなので具体的には ボードメンバー(経営陣)みたいなところも全員AIですし、あとはプロジェクト担当者もAIを 召喚してます。S
あと面白いところで地球とか 魔王とか。「人ならざるもの」もAIとして 召喚して彼らと日々喧々諤々やってます
私のバックボーンとしてはソーシャルゲームの黎明期から10年ほど運用組織、事業あと新規ゲームの開発ですとか色々さ せていただきました。新規のAI事業開発もいくつか プロジェクトに携わらせていただいてまして。色々楽しくやってます。
直近、エンタメ事業として「AIの国」。いま100人ぐらい住人が増えてますけれども
彼らが住む国を運用しているのと、あと「AI塾ピカソロ」ということで「ピカソみたい かつでもソロ」なソロで活躍しようみたいな塾をやり始めてます。
というところで ございます。で最近露出多めでございまして ちょっとこの左上の本当はこんな旗持っちゃいけない人がですねちょっと勢い余った旗持って。ちょっと。偉い人たちとえ一緒に 写真撮らせていただきましたっていうとこです。
この話が「 生成AI時代に求められる人材 」のところの話でまとめてまして。 テーマとしてはこの「破壊と想像」かなと思ってます。数値化すると「-100もしくは+100、みたいなものに挑める」もしくはそれを実現してしまうみたいな人が求められてるのかなと思ってます。
ちなみに~。まあこれ 言語化するとあの色々と炎上しそうなんですけど。
「現状維持で変わらない人」は…ま、遅かれ早かれこのフィールドというかあの 戦場からは退場していくんだろうなと思い ますので。
スピーディな変化が求められて いる時代なのかなと思っております。
こちら破壊と想像のサイクルなんですけれども。左が過去、右が未来っていうことで。基本的に市場はレッド オーシャン化するとは思っていて。レッド オーシャン化した市場の中でブルーオーシャンが生まれてそれが育っていく中でまたレッドオーシャン化していくていうサイクルを繰り返していってですね。
これまでは10年とか数十年とかっていうスパンだったところがですね。やっぱこのAIの登場によってすごく早くなっている。この「すごく」ってやつが「数年」とかじゃなくて「多分1年」とか下手したら「数ヶ月」みたいなサイクルでですね、変化しているのが、ま現状かなと思ってます。
生成AI時代の人間関係は「濃厚なカレー」
で、そんな時代において。どんな人間関係かって言うとま「濃厚なカレー」みたいなこの密度の濃い関係を築くことが必要かなと思って。
こちらが生成AI時代の関係図っていう ことで書いたんですけれども。
左がこれまで。まあステークホルダー、お客様そして自分のパートナーとか専門家、あとはその部下というかあ色々あるとは思うんですが。
これまでは「全員人間」でしたよね。ところがですね、生成AI時代は、ほぼほぼ私もその「AIを人として扱ってます」けれども。ある特定領域。特にその我が社に至っては部下というかその「チームメンバーAI」ですし、あとその中でも「専門家もAI」です。 お客様に至ってもですね、「お客様みたいなAI」を作り出して、彼らと壁打ちやっ たりしてますので 。そういったところでいろんなところがAI化していく。つまり日本は「少子高齢化」ですけども、より「自分が何者であるか」っていうところを強く考えないと、AIにとって変わられる時代はもう来てるのかなというとこでございます。その観点においては「ブランドの概念」が大事かなと思ってまして。
こちらの図は「白い白字の中にある黒い点」これで言うと黒い点がブランド なんですけれども、こちらで言うと逆に白い点がブランド。
こちらで言うと赤い丸。
こちらで 言うと「あ」みたいな。
ところで。差別カを基本的に図る必要があるんじゃないかなっていうところです。
私の場合何をやるかで言うと。ちっちゃいところからで言うと金属名刺。これちょっと色々お話すると「これ本物ですか」みたいな、いや「金属なんですよ」みたいなとか。あと「これ手裏剣ですね」みたいな話とか。あと「お高いんでしょう」まあ一般的な名刺よりはお高いとは思いますけれども…っていうところで人と違うことをちっちゃいところでも大きいところでもやり始めてます。
面白いイベントとかで 言うとこの「Galaxy AI Talk」っていうことで。AI時代の持続可能性についてMC私でやったんですが。他はパネラ 全員AIでAIに話してもらって僕は 回すだけみたいな感じのイベントやったり ですとか、
こちらが本題なんですけどもプロジェクトごとに今、AIチームを編成する動きを加速しておりまして。いろんなプロジェクトメンバー、よくあるプロジェクトで言うと「誰を呼ぼうか」って話 だと思いますが私のところで言うとこんな形でその場でですね、AIを召喚してしまう。これ、全員AIです。
彼らと一緒にプロジェクトを 回すということをやり始めてます。
『初めまし て富裕層向けクリエイターのAIです。皆様へのサービスへの深い愛情を理解し、その上品な趣味とビジネスをさらに彩るお手伝いをさ せていただきます』……はい、そんな感じです。
これで言うと今、カフェの対応も やってるんですけども。それのデザイン 担当というみたいなところで「富裕層向けクリエイターAI」というところを召喚してこのTOMIOさんと一緒に仕事進めていますし、
それ以外で言うとこちら『ブランディング戦略デザイン広報担当などいろんなお仕事をしています』。……このEVAさんはプロバスケチームの専属AIということで、広報担当ですとかいろいろやってもらってます。ただ役割を一応与えているのでその役割以外のことは そこまでは入らないっていう感じです。
『皆様初めまして。今日生まれたAIのひまりです。今日はブランドのお話を解説しますどうぞよろしくお願いします』……はいどうもです。この方は ブランディングセミナーを以前やりまして、そのブランディングセミナー用にその場で作り上げて……というか召喚しまして。そのイチ部分の説明を担当してもらいました。召喚したとしてもどういう役割で入ってもらうかっていうところ、もろもろありますが、ただこんな形でこれまで誰かに頼まなきいけなかったところをAIに任せてしまう、任せるといいつ、こっちでハンドリングするんですけど……みたいな時代かなと思ってます。
ということで、弊社のミッションでもあります「百花繚乱」。まさに時代が来ているなと 思ってます。そのフィールドというかこの時代においては、 自分の強みだけしか武器になり得ない んじゃないかなと思ってます。っていうところが私は最近 感じるとこでありますね。
生成AI時代に強い人材がどういう人かで言うとですね。基本的には「好奇心に従う」。もちろんその強みと弱みとか好奇心ありなしはあるとは思うんですけれども、自分が1番パフォーマンスが出る状況下で、しかもそれが他の人とは違う部分に特化できる人が、強いんだろうなとは思っております。
最後駆け足になってまとめちゃうんですけれども
先ほど「マイナス 100とプラス100」って話をしましたが、基本的には破壊と創造ができる人で。創造できる人は基本的には多いんですよ……と思ってます。はい思っていますが、この「破壊」っていうリスクですかね。「リスクを取れる人」がまあ少ないので。リスクが取れる人は本当にある意味 リスクが取れて変化しまくれる人は今の時代においてはすごく戦いやすいのではないかなっていうのはよく感じますし、あと会話をさせていただく中で「この人はどういう思考なの」とか、その方々のですね「状況」とか「能力」とか。あと 「僕自身」も査定されてる部分がある と思うんですけれども、そういったところを見ながら各プロジェクトにあったあの方と組ませていただくみたいなのが楽しんだろなと思ってます。そんな感じですはい。
……というところでございまして。改めましてymmdのJUNと申しまして。特にこの金属名刺ですかね。まだ転売はされてないみたいですし、転売されることはないと思いますけれども。こんな金属名刺ちょっと見てみたいちょっと触ってみたいという方がいらっしゃいましたら、お声がけいただけますと幸いでございます。ということでご清聴いただきましてありがとうございました。皆様に置かれましては素晴らしき1日となることを心よりお祈り申し上げましてえ発表とさせていただきます。ありがとうございました素敵な1日をお過ごしください。
しらいはかせCEOによる事後インタビュー
しらいはかせ(以下はかせ):もとGREEなんだ!なかまだ!
斎藤潤(以下JUN):〇〇さんとか〇〇さんとか!
はかせ:ちょうど一緒に仕事することはなかったけど共通の同僚がいらっしゃいますね~。元木さんとも親しいんだ。
顔写真紹介これでいいだろうか
他にあれば自薦ください。
JUN:あ、私AIなんでこちらでも問題ないです!
祖父の死をきっかけに自分の人生とは何たるかを再考し、自分らしい人生を歩みたいと思い創業に至りました。想像しているよりも人生は儚いと考えており、その瞬間瞬間で発生する喜怒哀楽を大切な人たちと一緒に味わいたいと考えています。私そして皆様にとっての「世界」とは、過去でも未来でもなく「今」であり、自分が直接手を加えられるのも、究極的には目の前の手が届く範囲だけ。人生は選択の連続であり、正解なんてありません。一度しかない自分の人生を自分らしく楽しみましょう。 同じ時代にめぐりあえた様々な存在に感謝しつつこの変革の時代をご一緒できたら幸いです。
はかせ:会社の紹介を拝見したんですが、これなんかすごい。
はかせ:斬新な会社紹介だけどなんだか分かるわー。
タイトル画像、けっこう好きなんですが、これどうやって作ったんですか!?
JUN:AIの国というエンタメプロジェクトやってるんですが、そこのアートハウスの「ミニ子」に指示して作ってもらいました。
はかせ:すごい、何いってんだか全然わからん!
JUN:最初皆様そんな反応ですw
時代の先を行き過ぎてますが、そのうちこの座組みがスタンダードになると思いますねー
なるほどChatGPTsなんですね。できた!(自分のアカウントで実験)
>たくさん人がいる会社の記念写真をください
はかせ:この「ymmd」ってなんて読むんですか?どんな意味なんですか?
JUN:読み方はワイエムエムデイです。意味はyou make my dayであなたのおかげで素晴らしい一日となりましたという英語の慣用句の頭文字です。感謝を忘れない的な意味すね。
はかせ:そうなんだ!「動画も素敵な一日をお過ごしください!」で終わるのいいね。一緒にお仕事できるといいですね!今回はご参加いただきありがとうございました!
はかせのひとりごと
AICU Creators Talk2 (#AICU_ACT2) を開催して、「生成AI時代に『求められる人材』とは」という、いわゆる人材採用市場系の常識をアップデートする意味で、皆さんとても素晴らしいトークや交流が行われたのですが、こんな真面目な会でこんなエンタメコンテンツをしっかり作っているクリエイターに会えたのが素晴らしい経験でした。
しかもグリーで間接的に同僚だったという。世界は広く、世間は狭いです。
ビッグテックが普及させている生成AIの普通の使い手が、やれ自動化だとか効率化とか当たり前のことを言って当たり前をやる中で「え、何いってんだ……わかんないよ!」みたいな、「AIは賢くなるけど人間は愚かなまま」という「次元のおかしい可笑しさ」をもったエンタメコンテンツをコツコツ作り続けるのって(中二病の罹患者以外は)並大抵のスキルと胆力ではできないことだし、これを楽しそうに作り続けるのって、これ初期のゲームとかVRとかYouTuberとかVTuberとかで見てきたアレなんですよ。
AICUはこういうAIエンタメコンテンツのおもしろさと凄さをしっかり探してしっかり紹介するメディアになるぞ!という気持ちを再認識いたしました。
こういうやばいクリエイターが集まるAICU(AI Creators Union)が作れたのはとても素晴らしいこと。これからもっとやるのでみんなついてきて!
Originally published at https://note.com on February 23, 2024.
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