「おにぎり×アルパカ×AI」奇跡の組み合わせが生んだ革命的CMのメイキングを大公開

「おにぎり×アルパカ×AI」奇跡の組み合わせが生んだ革命的CMのメイキングを大公開
「おにぎり×アルパカ×AI」奇跡の組み合わせが生んだ革命的CMのメイキングを大公開

はじめまして、AIクリエイターの ぽんず(@ponzponz15)です。

このたび、AICU mediaの依頼で、こちらの作品「アルパカおにぎり 水谷園」のCM動画のメイキングを紹介します。

▶︎動画生成Runwayより「Gen-3 Alpha」リリース!月額15ドルで試用してみた https://note.com/aicu/n/ne5b74d8ffa47

使用ツールと各工程

まず、大まかな流れとしては

(1) プリプロセス アルパカおにぎり誕生秘話

(2) MidJourneyを使ったキービジュアルの作成

(3) SunoAI による楽曲制作

(4) Runway Gen-3 Alpha と Pika による動画カットの作成

(5) 編集作業:AI動画のランダム性を活かす

という流れになります。

総制作時間は1時間ぐらいです。

早速はじめていきましょう。

(1) プリプロセス:AI動画制作 アルパカおにぎりの誕生秘話

今回の動画制作は、おにぎり劇場さんの「アルパカができるまで」という動画を見かけたことがきっかけでした。

おにぎり劇場さんによるメイキング

可愛らしいアルパカ姿のおにぎりが作られていく様子を見て、

「この素敵なコンセプトをAI動画で再現し音楽とナレーションを加えれば、CM風メイキング動画が作れるのでは?」

と思ったのがきっかけでした。

Googleで「アルパカおにぎり」を検索してみると・・・

日本ハムさんによるレシピ

Cookpadでの「キャラ弁」

https://cookpad.com/recipe/3430176

https://cookpad.com/recipe/1793144

実際に人気のレシピとして存在するようです。

このような「知られざる人気」をすばやくとらえて「AIでしかできない、不可能な絵作り」を可能にしていきます。

(2) MidJourneyを使ったキービジュアルの作成

早速、「Midjourney 」と 「Runway Gen-3 Alpha に「アルパカの姿をしたおにぎり」といったシンプルなプロンプトを入力してみました。

すると、それぞれのAIが個性的な画像や動画を生成してくれました。

 

Midjourney Prompt:

phone photo of Alpaca-shaped rice balls ,posted to reddit 2010 –stylize 0 –ar 16:9

Midjourney では、スマホで撮影したような手作り感のあるおにぎりの画像を生成。Runway Gen-3 では、アルパカおにぎりのマスコットがキッチンで踊る動画を生成しました。

これらの素材を組み合わせれば、クオリティの高い作品になると思い今回のCM風動画制作がスタートしました。

(3) SunoAIによる楽曲制作

CMに最適なBGMを制作するために、AI作曲ツール「SunoAIを採用しました。SunoAIは、入力した歌詞と音楽スタイルに基づき、AIが自動で作曲を行うサービスです。

AI作曲の大きな特徴は、短時間で質の高い楽曲を多数生成できる点にあります。
SunoAIでは、1回の作曲で2~4分程度の楽曲が生成されますが、現状ではAI音楽は部分的な微調整が難しいという側面もあります。
そこで今回は、生成された楽曲の中から特に優れた約22秒の部分を抜粋し、動画のBGMとして採用しました。
AIが生成する楽曲の中から特に優れた部分を見出し、部分的、効果的に活用することで、AIを使ったクオリティの高い動画制作を実現できます。なお、SunoAIに入力する歌詞は、リズムを意識して作成するとAIが独自に優れた楽曲を生成します。

歌詞:
アルパカアルパカアルパカおにぎり
にぎってにぎって ぱっかぱっかぱっか(パカッ)
アルパカアルパカアルパカおにぎり
ぎゅってぎゅって おいしいね(ぎゅっ)

(4) Runway Gen-3 Alpha と Pika による動画カットの作成

「アルパカおにぎり」を映像化するにあたって、今回は最新のAI動画生成ツールであるRunway Gen-3 AlphaPikaを活用しました。

Runway Gen-3 Alphaは、テキストから高画質の動画を生成できるAIツールです。
「アルパカ姿のおにぎりが踊っている(Dancing Alpaca-shaped rice ball)」といった指示でも、イメージに近い動画を生成してくれ、これまで表現が難しかったイメージも容易に映像化することが可能になりました。

ですが、現状は画像を動画化することができません。

そこで、今回は動画生成AIのPikaを併用しました。
Pikaは、画像を動画にすることができるAIツールです。

Runway Gen-3の一貫性のある優れた動きに合わせて、足りない部分をMidjouneyとPikaで作った動画で補うことで『静と動』のバランスをとりました。これで全ての素材が揃いました。

(5) 編集作業:AI動画のランダム性を活かす

AI動画は、同じプロンプトを入力しても同じものが生成されるとは限りませんし、望み通りに動くとも限りません。そのため、制作工程では、まずAIに多数の動画を生成させ、その中から使えそうな部分を抽出して編集作業を行うという流れになります。足りない場合は再度生成して補うこともありますので。生成作業の段階では多めに長めに作っておくと、編集をスムーズに行うことができます(※AIではどのような生成が行われるかランダム性が高く、この編集段階で最適な表現を探ることも多くなります。予定していたよりクオリティの高い動画ができればそれを中心に組み直すことも、逆も然りです)。
今回は、5秒や10秒の動画素材の中から、特に質の高い2~3秒程度のシーンを厳選し、それらを音楽に合わせて繋ぎ合わせることで、約22秒の動画ができました。最後にナレーションと簡易なキャプションを加えてCM風動画の完成です。

いかがでしたでしょうか。

以上、全工程で1時間程度でした。

こちらの動画の公開から1週間現在でのX上でのインプレッションは3万件です。

実際に地上波等のテレビCMでキャッチーな楽曲やCGを使ったコマーシャルフィルムの製作ですが、

参考資料:テレビ朝日さん https://www.tv-asahi.co.jp/ex/sales/column/cm-cost/

今後は、生成AIのプロの広告代理店や、動画制作者、マーケティング企画担当者が直接、AIツールを学んだり、生成AIツールによるプロのクリエイティブの作り手ととともに、より一層クオリティを高めた作品を制作する時代がやってくるかもしれませんね。

「アルパカおにぎり」のような「知られざる人気」をすばやくとらえて、「AIでしかできない、不可能な絵作り」を可能にしつつ、今回のようなキャッチーで楽しい楽曲のベースを作りつつ、実際にアーティストさんに歌ってもらった方がいいところや、CGで作った方がいいダンスシーンなどの効果を見積もりながら、作っていけるところが利点になりそうです。

生成AIクリエイティブのご相談は AICU Visual Communication事業部までどうぞ
https://corp.aicu.ai/visual

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AICU Japan

AICU Inc. AIDX Lab - Koto

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