2025年4月25日、株式会社アニモンドリームファクトリー(本社:熊本県熊本市、代表取締役:Cheng Lu)は、世界初となるアニメ特化型AI動画生成プラットフォーム『Animon.ai(アニモン・エーアイ)』の日本国内向けサービスを開始しました。このプラットフォームは、日本のアニメ文化と最先端のAI技術を融合し、わずか3分で高品質なアニメ動画を自動生成できるサービスとのことです。公式プレスリリースをベースに実際にAICUが手を動かして調査してみました。
■「アニメ制作の常識」を変えるために
『Animon.ai』は、長年アニメ制作現場を苦しめてきた「過重労働・低賃金・人材流出」という構造的課題に対し、「AIによる時間・コストの劇的削減」というアプローチで挑むプラットフォームです。これまで72時間以上を要したアニメ制作の各工程(絵コンテ、原画、中割、着色、撮影)を、「たった3分で完了させることができる」とのこと。
公式動画でAnimon.ai技術担当 丸山裕二氏は語ります。

■使い方:たった3ステップでアニメが完成
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画像をアップロード
ACG(アニメ・マンガ・ゲーム)関連のキャラクターやイラスト画像をアップロード -
プロンプトを入力
例:「楽しく食事をしている」などの説明文を記述 -
動画生成を実行
数分以内にアニメーション動画が自動で完成
プロ・初心者を問わず、誰もが直感的に高品質な動画制作を行うことができるよう、絵コンテ機能なども準備されているようです。

■料金体系:個人ユーザーは「無料・無制限」
『Animon.ai』では、以下のシンプルかつ革新的な料金プランを提供しています。
無料プラン
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月額:無料
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動画生成:無制限(同時タスクは1件)
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透かし付き動画のダウンロード可
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5GBストレージ
有料プラン(月額 $9.9)
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動画生成:無制限(同時タスク2件)
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透かしなし動画のダウンロード
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高速生成 & 50GBストレージ
制作プロダクション向けプラン(近日公開)
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無制限タスクキュー
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HD解像度出力(最大1080p)
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スタジオ向け特別機能、優先サポート等
■CreateAI社との技術連携 ― 世界をリードするAI開発企業
『Animon.ai』は、グローバルAI企業「CreateAI Holdings Inc.」の技術支援を受けて開発されました。独自の生成AIモデル「Ruyi」は、フレーム一貫性や色彩表現に優れた世界最高水準の性能を実現しています。
同社はすでに、「三体」や「金庸武侠」などの有名IPと連携したゲーム/アニメ制作にも取り組んでおり、AIと人間の創造力を融合するデジタルエンターテインメントを牽引しています。
■代表コメント
Cheng Lu氏(代表取締役/CEO)
「AIによる創作革命の最前線で、アニメとゲームの未来を変える挑戦を続けています。」
💡 丸山裕二氏(技術責任者)
「すべてのアニメファンが“次世代の宮崎駿”として活躍できる未来へ。」
非常に熱のこもったプレゼンテーションで一件の価値はあります。
■会社概要
株式会社アニモンドリームファクトリー
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本社:熊本県熊本市
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東京支店:世田谷区
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設立:2024年
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株主:CreateAI Holdings Inc.
実際にアカウントを作成して調査してみた!
AICUで実際にアカウントを作成して調査したところ、Starterプランは無料で、生成回数に制限なし、最大1件のタスクを同時に処理可能で、5GBのストレージが利用できます。有料プラン「Fans」は$9.9/月、ハイスピード生成、最大2件のタスク、ウォーターマークの除去、50GBのストレージとなっています。

モデルはWanをベースにしているようで、3-4分で5秒の動画を生成しました。こちらのリンクで動画を見ることができます。
https://www.animon.ai/share/6818fa8f65ce51071724adff

ちょっとしたプレゼンのデコレーションには今すぐ使えそうですね!
シェアした動画から新規ユーザーが増えるとボーナスがもらえるようです。
丸山氏自身によるデモは動画の15:34-から確認できます。
投稿機能について
「投稿」を選択したコンテンツは「エクスプローラー」で公開される可能性があります。「投稿」機能を使用することにより、あなたのコンテンツがAnimonおよび他のユーザーにAnimon利用規約に基づき無料で公開・閲覧、アクセス、ダウンロードされ、自由に使用されることに同意したものとみなされます。この同意は投稿の都度適用されます。
そのほかの規約類
してはいけないこと
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本人の同意なく
(PIPA第16条:利用目的の特定と本人同意が必要) -
他人の個人情報を含む画像や動画をAI生成に使用すること
(例:芸能人の顔写真をベースにアバター生成など) -
未成年の性的・暴力的な描写を含むコンテンツの投稿
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(都道府県の青少年条例違反の恐れ)
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他人の著作物(アニメ・漫画等)を模倣した作品を無断で投稿・販売
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(著作権侵害に該当)
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名誉を傷つけるような人物・団体を揶揄するAIコンテンツの投稿
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(名誉毀損・侮辱罪のリスク)
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気をつけるべきポイント
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生成物に個人情報が含まれていないかチェック
(顔の再現や背景情報に注意) -
アップロードした画像がどこに保存されるか(サーバーの所在国)を確認し、越境移転のリスクを説明する (日本では第三国移転には本人の明示的同意が必要
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日本国内のユーザーにはPIPAに基づく適切な通知と同意取得が必要
(プライバシーポリシー内に「利用目的」「提供先」「保存期間」を明記) -
ユーザーが生成物を商用利用・NFT化したい場合、著作権の帰属と制限をガイドラインに記載する
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AI生成でも誤情報や中傷が発信される可能性がある
PIPAとは?
個人情報保護法(PIPA)は、氏名・顔写真・連絡先・履歴などの「個人を特定できる情報」の収集・利用・第三者提供について、本人の同意・通知義務・安全管理措置を定めた韓国の法律です。違反すると企業に対し行政指導・勧告・命令・罰金等が課されることがあります。
以上、AICUによるショートレビューでした!
【取材・お問い合わせ】
本記事は以下の情報提供元のリリースをもとに、AICUが確認して作成いたしました。
Animon.ai 広報事務局(共同ピーアール内)
📩 animon-pr@kyodo-pr.co.jp
ご連絡時は「AICUの記事を見て」と伝えていただけますと幸いです。
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Originally published at note.com/aicu on May 5, 2025.
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