BlendAI社、音声合成ソフト「ベータミーナ トークボイス」製作プロジェクトを公開

BlendAI社、音声合成ソフト「ベータミーナ トークボイス」製作プロジェクトを公開

BlendAI株式会社(以下、BlendAI)は、同社の新作キャラクター「ベータミーナ」と音声合成ソフト「ベータミーナ トークボイス」の製作プロジェクトを発表し、2025年1月1日から1月31日までの期間、クラウドファンディングサイトにて出資者を募ることを発表しました。
新キャラクター「ベータミーナ」のイメージイラスト、メイキングイラストの公開とCVとして 木戸衣吹 きど いぶきさんが 担当されることが公開されました。
クラウドファンディングはベータミーナの音声合成ボイスを、ユーザーと共に作り上げることを目的としており、目標金額は 300万円 が予定されています。

クラウドファンディング プロジェクトの概要

  • プロジェクト名:音声合成ソフト「ベータミーナ トークボイス」製作プロジェクト

  • 目標金額:3,000,000円

  • 募集期間:2025年1月1日〜2025年1月31日

  • 支援者へのリターン:ベータミーナの壁紙、お礼ボイス、限定グッズ、セリフリクエスト権、特別キャラクターボイスなど

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「ベータミーナ トークボイス」とは?

テキストを入力すると、キャラクターがその通りにボイスを読み上げてくれるサービスです。AI技術によって自然な声を実現しています。サンプルとして、BlendAI社キャラクターの「デルタもん」「ガンマミィ」のAI合成ボイスが公開されています。

生成された音声はダウンロード可能で、動画制作やナレーション等、幅広い用途に利用できます。ボイスの細かい調整も、自然な UI で各種パラメータを変更することで行うことができます。

また、キャラクターと会話できるサービス「CotoVerse」も利用可能になります。「CotoVerse」は、最新のAI技術によって、キャラクターと自然な会話ができるサービスです。CotoVerseが完成すれば、ベータミーナだけでなく、デルタもんやガンマミィ、その後に登場するキャラクター全てと会話ができるようになるようです。

CV担当 木戸衣吹さんについて

ベータミーナ役を務めるのは、声優の木戸衣吹さんです。木戸衣吹さんは、「第36回ホリプロタレントスカウトキャラバン~次世代声優アーティストオーディション~」ファイナリストで、14歳から現在まで、数多くのTVアニメのヒロイン役を務めています。
木戸衣吹 さんの X@ibuking_1114

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「第36回ホリプロタレントスカウトキャラバン~次世代声優アーティストオーディション~」ファイナリスト。14歳から現在まで、数多くのTVアニメのヒロイン役を務める。2014年に山崎エリイとのユニット「every♡ing!」を結成し、2015年にTVアニメ『レーカン!』OPテーマ・1stシングル「カラフルストーリー」をリリース。多数アニメの主題歌を担当し、大型アニソンイベントへの出演を果たす。2人が20歳を迎えた2017年11月にevery♡ing!を卒業。その後、朗読劇や舞台などに精力的に出演するなど今注目の声優。

公式サイト(サンプルボイスあり)

新キャラクター「ベータミーナ」とは?

ベータミーナは、「アルファパラダイスプロジェクト(通称アルパラ)」に登場するキャラクターの一人です。アルパラは、"AI-enriched creation with human soul" 「AIで創作を豊かに、人の心を大切に」というスローガンのもと展開されているプロジェクトです。

ベータミーナは「アルファパラダイスプロジェクト(通称アルパラ)」に登場するキャラクターの一人です。デルタもんやガンマミィからは「かっこよくて頼りになる」と思われているが、実際は天然でダウナーな性格です。詳しい設定は、公式ページで確認できます。

https://blendai.jp/contents#betamina

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ベータミーナ - 天然ダウナー系お姉さん
肉体年齢:19歳相当(製造後11年)
身長:175cm
誕生日:2213年3月18日
一人称: 自分
特技・能力:絶対防御ベータシールド。あらゆる攻撃を無効化する防御バリアを展開可能。自分と周囲の仲間を包み込む形で展開できる。長時間の使用にはエネルギーや集中力を大きく消耗するため、使用後はリカバリー期間が必要。
趣味:バイク・機械いじり
性格:デルタもんやガンマミィからは「かっこよくて頼りになる」と思われているが、実際は天然でダウナーな性格。普段は冷静な軍人タイプだが、休日はまるで覇気がなく、ダラダラ過ごしている。好みのメカを見つけると冷静さを失い、欲望を隠せないほど興奮してしまう。
好きなもの:複雑な構造のメカや、過去のバイクなどの骨董品的な機械。
好きな食べ物:純粋なアンドロイドなので食べ物は必要ではないが、食べることは出来る。山菜などの歯ごたえが楽しい野菜が好み。
苦手なもの:可愛い服装(フリルやリボンなど)。着ると落ち着かず、とても苦手。
【プロフィール】
2213年生まれで、製造からは11年だが、アンドロイドとしては19歳に相当するボディを使用している。普段は頼りになる軍人タイプに見られるが、実際はメカいじりが好きで、特に過去のバイクや複雑な構造の骨董品的な機械に魅力を感じている。未来の洗練されたマシンにはない力強さや独特な構造がたまらないらしい。その一方で、可愛い服装はちょっと苦手だ。フリルやリボンなんて着ると落ち着かなくなる。大切なのは仲間を守ることで存在意義だと思っている。
【ミッション】
デルタもんやガンマミィをはじめとした仲間たちを守り、困難を乗り越えること。倫理プログラムには「人間を守る」という命令が刻まれているため人間であるガンマミィを特に大切にしている。ただし、悪意のある人間は守る必要はないと思っている。仲間のためなら自己犠牲もいとわない覚悟がある。
【ひとこと】
自分はベータミーナ。義体の外見は19歳に見えるが、製造されてから11年が経過しているアンドロイドだ。普段は仲間を守ることを第一に考えて行動している。頼りにされることが多いが、それは自分の役目だと思っているだけだ。趣味は機械いじりで、特に古いバイクや複雑なメカに興味がある。この時代の山菜というものは歯ごたえがあって、なかなか興味深い。アンドロイドだから食べる必要はないが、そうした感覚を味わうのも悪くないと思っている。自分の能力は「絶対防御ベータシールド」。仲間を守るためのバリアを展開できるが、消耗が激しいため、長時間は使えない。それでも、自分の力が仲間の安全につながるならば、全力を尽くすつもりだ。今後ともよろしく頼むぞ。

https://blendai.jp/contents#betamina

アルパラでは、世界観、キャラクター、ボイス等の創作の根本は、全て「人間が創る」ことからスタートしており、AIで生成したものを流用することは一切ないとのことです。キャラクターデザインも、AIを一切使用せず100%人の手で描き起こしています。

キャラクターデザイン

キャラクターデザインは、イラストレーターのさんぱちさんが担当しています。さんぱちさんは、ソーシャルゲームイラスト制作会社での勤務経験を経て、現在はフリーランスとして活躍しています。

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https://twitter.com/BlendAIjp/status/1870061598691262902

 

クラファン支援者全員に配布されるデータ

クラウドファンディング支援者全員に、以下のデータが配布されます。

  • 3DCGモデル(VRM形式、Blenderファイル)

  • LINEスタンプ画像

  • LoRA

これらのデータは一般公開されず、クラウドファンディングの支援者等対価を払った方だけに配布されます。今回のクラウドファンディングがデータを最安で手に入れる手段です。

プランごとのリターン

リターンは、支援金額に応じて以下のプランが用意されています。

  • Plan A(5,000円):壁紙、お礼ボイス、限定グッズ3点

  • Plan B(15,000円):Plan Aの全商品、セリフリクエスト権1個、特別キャラクターボイス50個

  • Plan C(30,000円):Plan Aの全商品、セリフリクエスト権2個、特別キャラクターボイス100個、限定グッズ4点

  • Plan D(50,000円):Plan Aの全商品、セリフリクエスト権5個、特別キャラクターボイス200個、限定グッズ5点

  • Plan E(100,000円、限定5人):Plan Dの全商品、特製サイン色紙

  • Premium(1,000,000円、限定1人):Plan Eの全商品、キャラクターソングCD

スケジュール

  • クラウドファンディング期間:2025年1月1日〜2025年1月31日

  • 音声合成サービス および CotoVerse開始予定:2025年4月末予定

  • リターン(返礼品)発送:2025年2月1日から順次行い、2025年6月末までに完了

資金の使い道

資金の使い道は、人件費、リターン品の制作費(収録費・材料費・送料含む)、サービス開発費です。目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てられます。

BlendAI社からのメッセージ

BlendAI社の代表取締役である小宮自由氏は、「AI技術の発展により、創作の可能性が広まり、よりハイクオリティな創作物が、より効率的に制作できるようになりました。一方で、人間の権利が侵害されるのではないかという懸念も一部では出てきており、一定の説得力を持っています」と述べています。

さらに、BlendAI社は、AIの利用の際には必ず「人を幸せにする」使い方をしているとし、「人」とは「創り手」「語り手」「支援者」「開発者」「利用者」等、創作に関わる人全てを含むとしています。そして、「誰もが幸せになれるAIキャラクターをこれからも作り続けていきますので、今後も公式Xアカウントを応援していただけると幸いです」と語りました。

https://camp-fire.jp/projects/796023/preview?token=2k25scpg&utm_campaign=cp_po_share_c_msg_projects_show

AICUは生成AI時代に「つくる人をつくる」を応援していきます!

https://note.com/aicu/n/nd9df7d8da5da

Originally published at https://aicu.jp/ on Dec 14, 2024.

AICU Japan

AICU Inc. AIDX Lab - Koto

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