今月のAICU月例コンテストのテーマは「AI漫画」です。
#AI時代の連載漫画バトル としてAICUマガジン誌上での連載のチャンス!
5月5日締め切りです!
#AI時代の連載漫画バトル 5/5締め切りです〜!
— AICU 「つくる人をつくる」クリエイターのためのAIメディア (@AICUai) April 30, 2025
AICUマガジン/note記事上で、作品をよくするためのアドバイスを実施予定です。
応募フォーム上でチェックしてくださいね!
(連載を勝ち取るための若干厳しいコメントになる場合もあります!) https://t.co/gR9PPaN3Ce
AICU編集部ではより良いAI漫画作品を開拓すべく
投稿者からのご希望によって早めに投稿された作品を添削しています。
今回はハルさんによる作品を公開添削!
深夜3時、寮の洗面所で寝ぐせを直していた主人公。
— ハル (@IM130104) April 30, 2025
しかし鏡の"自分"だけが遅れて動き、ニタァと笑った瞬間——現実側へ突き出す冷たい手。響く消灯ベルと砕け散る破片の向こうで、境界は崩れ去る…。
1ページ完結のゾクッと来るホラー4コマ、ぜひご覧ください!#AICU pic.twitter.com/PKsKakATgq
ご投稿ありがとうございます。
赤字が修正箇所です。

さらにChatGPTによる添削も実施してみます。
この文字列がオリジナルの作者のプロンプトです。
[コマ 描写 セリフ・効果音 1(起) 夜中 3 時、古い寮の洗面所。寝ぐせを直す主人公。 主人公(小声)「……深夜3時に何やってんだ、オレ」 2(承) 鏡の中の動きがワンテンポ遅れ、不自然にカクンと揺れる。 主人公(眉をひそめ)「今、ズレたよな…?」 3(転) 鏡の“自分”がニタァと笑い、ガラス越しに手を伸ばしてくる。 鏡の中の“自分”「――見 つ け た」主人公(震え声)「……やめろ…近づくな!」 4(結) パリンッ! 鏡が割れ、冷たい手が現実側へ突き出る。破片に“笑う別の顔”が散らばる。 効果音「ガシャァァ…」(セリフなし、寮の消灯ベルが遠くで**カン…カン…**と鳴る)]
画像添付とともに添削をお願いしてみます。
・赤字の添削要素を列挙
・改善ポイントを深く考察
・どんなプロンプトにすればいいか
・1コマづつ生成し直し
・ChatGPTによるリベンジ生成
以上よろしくお願いします。
⭐︎指摘内容の詳細は文末にて!



添削開始!
以下は、ChatGPTで生成されたホラー漫画の添削指摘(赤字)を受けて、それをもとにしたブログ用の考察・分析記事原稿です。プロンプト改善と再生成の提案まで含めて構成しています。
🩸ChatGPT漫画生成添削記録:深夜3時の鏡の中から――
はじめに
今回は、ChatGPT(およびGPT-4oによる画像生成)を用いて生成されたホラー漫画に対し、プロの視点から赤字添削を実施した事例を紹介します。テーマは「深夜3時の寮の洗面所で起こる怪異」。非常にベーシックながら構図や演出の完成度が求められるジャンルです。
🖋️赤字添削ポイントの列挙と考察
① セリフの順序ミス
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修正指摘:「今、ズレたよな…?」(第1コマ)→「セリフで整理しようとしない」
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解説:このセリフは本来、第2コマで言うべきもの。現状では展開が逆転し、違和感が生じています。
② 主観・モノローグの混在
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修正:「……深夜3時に何やってんだ、オレ」(第2コマ)→「タテ構図に無理がある」「目線が不自然」
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解説:髪をかくしぐさをしながら自問する構図は自然ですが、鏡の反射描写との整合が甘く、読者の視線誘導が破綻しています。
③ 絵とセリフのズレ
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修正:「見つけた」の登場が早すぎる → 本来3コマ目で登場し、次で破綻が起こるべき
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解説:恐怖のクライマックスが早すぎると“溜め”が効かず、恐怖の深度が浅くなります。
④ 視線と構図の整合
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修正:「目線」「コマをまたぐと怖くない」など
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解説:カメラワーク(視点)と鏡の中の存在との対峙構造が曖昧で、恐怖が伝わりきらない。視線誘導がもっとも重要なジャンルであることを再確認すべき。
💡プロンプト改善案
元プロンプト(要約)
寮の洗面所で鏡に映る自分が遅れて動き出し、笑って手を伸ばしてくるホラー演出。
改善されたプロンプト案(英語ベース例)
A 4-panel manga in horror style.
1: A young man in pajamas fixing his bed hair at 3 AM in an old dormitory washroom, muttering, "What am I doing this late..."
2: He notices that the reflection in the mirror lagged unnaturally, eyebrows frowning, whispering "Did that just... lag?"
3: The mirror self smiles eerily and reaches toward him from inside the glass, saying "Found you..."
4: The mirror shatters with a loud crack. A cold hand reaches out from the shards. No dialogue.
Make it gritty, with deep shadows and tension. Each panel must convey escalating horror. Use manga tones and red eyes for the doppelgänger.
🔁1コマずつ生成し直し:構成ガイド
第1コマ(起):導入と夜の静けさ
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描写:古い洗面所、小さな照明、鏡の前の男
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セリフ:「……深夜3時に何やってんだ、オレ」
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演出:後ろ姿から始まり、次コマへ繋げる伏線として鏡にわずかな“遅れ”の違和感
第2コマ(承):不穏の兆し
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描写:男の顔が正面。鏡像がワンテンポ遅れてついてくる。
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セリフ:「今、ズレたよな…?」
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演出:眉をひそめ、汗が垂れる。鏡の“ズレ”を意識する構図。
第3コマ(転):恐怖の発露
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描写:鏡の中の“自分”が赤い目でニタァと笑い、手を鏡越しに伸ばす。
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セリフ:「――見つけた」
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演出:口元だけが笑ってる、瞳孔が開く、明らかな異常を強調。
第4コマ(結):現実への侵食
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描写:鏡が割れ、現実側に手が突き出す。破片に映る“笑う顔”
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セリフ:なし、効果音「ガシャアァ…」+「カン…カン…」(寮の遠くの消灯ベル)
🔥ChatGPTリベンジ生成例(テキストのみ)
Prompt(英語)
Draw a 4-panel Japanese horror manga with the following scenes:
Panel 1: A young man in a dark dormitory bathroom at 3 AM, fixing his messy hair. He looks tired and says in a low voice, "What am I doing at 3 AM..."
Panel 2: He looks into the mirror with a frown. The reflection moves a second later. He says, "Did that just lag?"
Panel 3: The reflection smiles eerily and reaches out with glowing red eyes. It says, "Found you..."
Panel 4: The mirror shatters as a cold hand reaches out. Sound effect: "GASHAA..."
Use dramatic lighting, strong contrast, horror shading, and minimal but impactful dialogue. Manga tones, red accents for eyes and blood.
このプロンプトを使って、再度ChatGPTの画像生成(GPT-4o imageや他モデル)を実行することで、より構成の整った作品が得られる可能性があります。
おわりに
AI漫画の「リテイク」は、AIの創造性を引き出すプロセスでもあります。ChatGPTはプロンプトの工夫次第でシーン構成や演出のレベルを飛躍的に向上できます。今回はその一例として、ホラー漫画の構成修正と再生成にチャレンジしました。

Xでの投下展開も大事
いかに見せるコマを見せていくか、も大切ですね!
ChatGPTが生成する漫画をChatGPTと添削してみた! #AI時代の連載漫画バトル pic.twitter.com/Mxr5z7HYhK
— AICU 「つくる人をつくる」クリエイターのためのAIメディア (@AICUai) May 4, 2025
さらに連載を勝ち取るためには「続きが読みたい!」とさせる展開がとても大事ですね!
続きはこちらでhttps://t.co/WGacHdSITx pic.twitter.com/QxhdQKL99L
— AICU 「つくる人をつくる」クリエイターのためのAIメディア (@AICUai) May 4, 2025
もっとたくさん作ってください!
評価軸は「面白い作品を、たくさん作る」こと。最優秀作品には賞金に加え、AICUマガジンでの連載(3ヶ月以上)をオファー!あなたの創造力と製作技術で、AI時代の漫画の新たな地平を切り拓いて下さい!
https://corp.aicu.ai/ja/ai-battle-20250404
Originally published at note.com/aicu on May 3, 2025.
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