【令和8年熊本地震】災害支援のAIインフラを2026年10月末まで無償提供 #熊本県緊急支援

【令和8年熊本地震】災害支援のAIインフラを2026年10月末まで無償提供 #熊本県緊急支援

令和8年熊本地震により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。また、救命・救助、医療、避難所運営、物資輸送、情報発信などに携わっている皆さまに、深く敬意を表します。
https://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/earthquake20260728.html
2026年7月28日16時27分ごろ、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、宇城市と氷川町で最大震度7を観測しました。気象庁は、一連の地震活動を「令和8年熊本地震」と命名しています。

発生から一日が経過した現在も、被害の全容は見えていません。

報道されている被災状況を見ると、住宅や商業施設、工場、病院、道路、橋、鉄道、文化財など、広い範囲で深刻な被害が発生しています。給水を待つ人、移動手段を失った人、安否確認や捜索を続ける人がいる一方、自治体や支援団体には大量の情報が集まり始めています。政府と熊本県も、被害状況の把握と救命・救助を最優先として対応を進めています。

AIクリエイター時代に「つくる人をつくる」をビジョンとして活動するAICUは、この災害とその支援を真剣に考えています。生命や安全が脅かされている状況では、楽しいクリエイティブ活動を続けることも難しくなります。一方で、熊本県外にいる人々にも、情報技術や開発力を通じてできる支援があるはずです。

AIアプリケーションを一般公開すると、利用者数に応じてトークンや演算基盤の費用が発生します。どの程度の費用が必要になるのか分からない状態で、支援サービスを開発し、公開し続けることは簡単ではありません。

そこでAICUは、令和8年熊本地震の復旧・支援に関係するアプリケーションやサービスを開発する方を対象に、AICU APIの利用支援を開始します。被災者や一般利用者が使えるAIアプリケーションを短期間で開発し、継続して動かすためのAIインフラを無償提供します。

2026年10月末まで、災害支援アプリのAIインフラを無償提供

「AICU API」は、米国AICU Inc.が開発し、AICU Japanが自社サービスやハッカソン、クリエイター支援のインフラとして利用しているAPI基盤です。

https://api.aicu.ai/ という共通エンドポイントと1本のAPIキーから、OpenAI API互換のLLM、音声合成、音声認識、画像生成などを利用できます。

開発者は、通常必要となるAIプロバイダごとの契約やクレジットカードの登録、複数のAPIキーや請求先を管理する必要がありません。利用履歴は1リクエスト単位で記録され、将来的には認証、後払い課金、請求、ライセンス管理、キャラクター権利者への使用料配分まで、同じ基盤で扱えるよう開発を進めています。

現在、AICU API Platformはα版として利用料金をいただかずに提供しています。令和8年熊本地震の復旧・支援を目的とするアプリケーションについては、正式版への移行時期にかかわらず、本プログラムの総額予算を超えない範囲で、2026年10月31日まで追加課金を発生させません。

OpenAI API対応アプリケーションは、ベースURLとAPIキーを変更することで接続できます。現在はOpenAI、Groq、OpenRouter、Gemini(有料)、さくらのAI Engineなどのモデルを統合しており、ElevenLabsによる多言語音声合成(有料)や、Whisperによる音声認識にも対応しています。

OpenCodeやClineなど、OpenAI互換APIに対応するコーディングエージェントやAI開発ツールからも利用できます。接続方法が分からない場合や、利用中に不具合が発生した場合も、AICUが可能な限りサポートします。

災害時だけ必要になるアプリを、費用を恐れず公開するために

災害時には、長期的な事業化を前提としないアプリケーションも必要になります。給水所や避難所を表示する地図、自治体からの連絡を届けるサービス、会議音声を文字にするツール、多言語の音声案内、営業を再開した店舗の一覧、休校中の学習支援などです。

こうしたサービスは、多くの人に使われるほどAPI利用料が増えます。しかし、緊急時に利用者数を予測し、費用上限を設計してから開発を始めていては、必要な時期に間に合わない可能性があります。

今回AICUが支援するのは、開発者個人のAI利用料ではありません。被災者、地域住民、支援者、自治体職員などが利用するアプリケーションのAIインフラを支援します。

新しく開発するアプリだけでなく、既存の一般向けサービスへの災害対応機能の追加や、GitHubなどで公開されているソフトウェアを被災地向けに構成し直す取り組みも対象とします。

災害時にこそ必要な期間限定アプリ

たとえば、次のような「災害時限定アプリ」を積極的に支援します。

・災害対策本部や自治体会議の音声認識と議事録作成
・避難所、給水所、物資、交通情報の検索やマッピング
・自治体やNPOに届く問い合わせの分類と要約
・外国人向けの多言語翻訳と音声案内
・視覚や聴覚に配慮した情報変換
・公共機関のWeb情報をLINEなどへ再配信するサービス
・営業を再開した店舗や医療機関の情報整理
・休校中の学習支援
・公的機関の発表とSNS情報を照合しやすくするサービス
・コーディングエージェントを利用した緊急アプリ開発
・画像や音声を含む被災記録の整理とアーカイブ
・プライバシー保護のための画像保護

新しいものをゼロからつくるだけでなく、すでにGitHubなどでオープンに開発されているサービスを、災害時の用途へデプロイし直すことも重要な支援だと考えています。

国土地理院は、地殻変動、活断層図、地形分類データなどを公開しており、出典を明示することで転載を含めて利用できる情報も提供しています。災害支援アプリにおけるAPI利用は、こうした公的データや大規模なオープンデータの整理、検索、解釈にも需要があると考えています。大学や研究機関による利用も歓迎します。

https://www.gsi.go.jp/chibankansi/chikakukansi_20260728_kumamoto.html

AICU代表の白井暁彦からも、災害時におけるAIの安全な活用方法や支援事例を順次共有します。

https://note.com/o_ob/n/n069f422afcb2

 

AICU JapanではほとんどのサービスをAICU APIで構築しています。またAPI以外のサーバーインフラはCloudflareを使い、維持費とスケーラビリティを高めたアプリケーションを提供しています。

一方で、AIは公的機関や専門家、現地で活動する被災者支援ボランティアの代わりにはなりません。この活動は、AIの普及や利用促進そのものを目的とするものではありません。あくまで災害支援、医療、避難、安全確保、給付、インフラ復旧、避難所での心の平穏のために使ってください。

医療、避難、建物の安全性、給付、インフラ、物資配布、支援対象者の選定など、人命や権利に関わる判断をAIだけで行わないでください。AIは情報の整理、検索、翻訳、要約、入力補助、候補の提示などに利用し、重要な判断には必ず人間による確認を行ってください。

3つの支援枠

対象は、①熊本県内の学生、②全国のNPOや支援団体、③自治体・大規模支援プロジェクトの3枠を想定しています。

緊急時であるため、団体としての正式な申請書を最初から用意する必要はありません。学生本人、自治体職員、教職員、NPO担当者、開発責任者など、APIキーと利用状況を責任を持って管理できる個人から申請できます。

熊本県外から被災地向けのサービスを開発する場合も対象です。

申請について

申請はAICU Callで受け付けます。
AICU APIにてアカウントを作成したのちに、エントリーください。

【令和8年熊本地震】
災害支援のAIインフラを2026年10月末まで無償提供 #熊本県緊急支援
https://aicu.jp/call/kumamoto260728

申請時には、AICU APIで利用しているメールアドレス、GitHubアカウント、誰に向けたアプリケーションなのか、どのような情報や機能を提供するのか、OpenAI互換APIをどのように利用する予定なのかをお知らせください。

完成したサービスだけでなく、開発途中のもの、既存アプリへの機能追加、短期間のプロトタイプ、自治体やNPO内部で利用する業務支援ツールも対象です。

被害の全容が見えない段階では、必要なアプリケーションも、必要な計算資源も日々変化していきます。AICUは、現場で動く人たちが、AIインフラの費用、複数サービスのアカウント作成、費用の精算元を確保するための稟議、APIの接続作業などで立ち止まらずに済むよう、可能な範囲で支援を続けます。

本プログラムはAICUが独自に実施するものであり、OpenAIによる公式な災害支援プログラムではありません。AICU Inc.はOpenAI認定Startup企業です。

このプログラムへの参加や、インフラ、技術、費用面での支援をご検討いただける企業・団体の皆さまからのご連絡も歓迎します。

最新情報はXの @AICUai で発信します。お問い合わせはこちらからお願いいたします。 https://aicu.jp/contact

AICU Japan

AICU Inc. AIDX Lab - Koto

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