AICUが新サービス「共有ComfyUI」を提供、noteメンバーシップ向けに先行リリース開始

AICUが新サービス「共有ComfyUI」を提供、noteメンバーシップ向けに先行リリース開始

AICUが新サービス、スマートフォンでも利用できる「共有ComfyUI」を提供します。本日より、一般公開開始です。さらにnoteメンバーシップ「ComfyUIマスタープラン」購読の皆様向けに無償テスターコードを配布します。興味のある方はぜひ文末までお読みください!

サービスサイトはこちら
https://aicu.jp/comfyui

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ComfyUIとは

ComfyUI(こんふぃ・ゆー・あい)とは、Stable Diffusionなどの生成AIプログラムを操作するためのオープンソースツールです。 コーディングの知識が不要で、高度なワークフローを構築でき、動作環境への負担も軽い設計となっており、高速です。Comfy Orgが開発しており、世界中の開発者が機能拡張などをオープンに開発しています。

https://www.comfy.org/

「つくる人をつくる」をビジョンに活動するAICU Japan株式会社が現在、開発、2月正式リリースにむけ準備を行っている新サービス「共有ComfyUI」は、一般のプロシューマー/ホビイストから、大学・企業の研究開発における学習、PoC目的に開発されたものです。

複数のユーザーが共有で使用しつつ、パワフルなGPUリソースを共有することで「1画像生成を数秒※」でおこなえる体感と学習体験、これまで中心的に紹介してきたStability MatrixでのローカルGPUやGoogle Colabでは実現できない「使いたいときに、すぐに起動」をリーズナブルな価格で実現しています。

※実測値SD1.5の標準TextToImageで3秒(256x256)、SDXL(1024x1024)で17秒

AWSでのComfyUIをさわってみたい、でも構築は大変…。

これまで「ComfyUIマスター」やAICUマガジンVol.7でも扱ってきたAWSでの環境構築ですが、「実際に触ってみたい」というご要望を多く頂いております。

https://note.com/aicu/n/nf89a72982ddb

https://corp.aicu.ai/ja/aicu-magazine-vol7-20241218

一方で、実際にAWSでの環境構築をするとなると、AWSの知識に加えて、月額数百ドルといった予算が必要になります。

Colosoやマガジンで人気の「ComfyUI」ですが、ワークショップでなどで「やってみたい」とおもってもすぐには使えない、Google Colab Proによる環境は素晴らしいけれど起動時間に何分もかかる、Googleアカウントが必要なので会社や学校で使えない…といったご意見もよくお聞きしました。

AICU Japanでは、そんなご要望にお答えします!

AICUは「ComfyUIマスタープラン」やColoso「ComfyUIマスター:カスタムノードとアプリ開発」を始めとする、日本でComfyUIの普及促進に貢献する企業で、Amazon Web Services (AWS)が運営する「AWS ジャパン 生成AI 実用化推進プログラム」に採択された企業です。

「共有ComfyUI」は、Amazon AWS の東京リージョン(ap-northeast-1)において、複数の NVIDIA L4 GPU 環境によって構築されています。

※提供するインフラストラクチャはセキュリティ、サービス利用状況において変更される可能性があります。

既に実験的に提供している「企業向けプラン」においては、大学や企業のニーズに合わせて、SSOなどのログインカスタマイズ、ストレージ環境、パフォーマンスやコストの調整を提供させていただいております。
またComfyUIだけでなく、動画生成、機械学習、音声合成、AITuberなどのGPU活用ソリューションも提供しています。

NVIDIA T4 GPUとは

AICUの「共有ComfyUI」で使用しているNVIDIA T4 GPU は、深層学習のトレーニング、推論、グラフィックなど、さまざまなクラウドワークロードを加速します。新しい NVIDIA Turing アーキテクチャに基づいて、T4 GPU は多倍精度の Turing Tensor コアと新しい RT コアを備えています。ML 用の多倍精度コンピューティングを備えた Turing Tensor Core テクノロジーは、FP32 から FP16、INT8 までの画期的なパフォーマンスと、INT4 の精度を実現します。トレーニングでは CPU より最大 9.3 倍、推論では最大 36 倍のパフォーマンスを提供します。

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AWSによる高いパフォーマンスのネットワークと共有ストレージ

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使用するAWSのインスタンスは、L4 GPU, VRAM24GBを基本とした共有・使い放題の高速でマネージドサービスとしてのComfyUIとなります。AWS東京リージョン内に、最大 100 Gbps のネットワーク、NVMe ベースの SSD ストレージを共有して利用します。

https://aws.amazon.com/jp/ec2/instance-types/g4/

小規模な漫画制作スタジオ、アニメーション、映像製作スタジオなど

「共有ComfyUI」はL4GPUを使った「1枚数秒」の画像生成環境です。
締め切りや納期に向けてチーム全体がピークを迎えるその瞬間に、機材トラブル…といったことがないように、超高速でクリーンな協働環境を提供します。例えばスタジオ内のGPUは「この画像は共有できないな」というセキュアな内容を扱い「共有ComfyUI」は実験的な画像やワークフローの作り込みにお使いください。

他の方の作品を眺めているだけでも勉強になります!

外部にデータを共有できない…という企業にも

工業デザインや建築パース、商用グラフィックスなどで「外部にデータを共有できない」というエンタープライズ用途もお任せください。
AWS以外のクラウド(GCP、さくらインターネット、GMO)、オンプレミス、VPNによる暗号化なども対応可能です。

大学・専門学校・研究室や学習塾といった教育機関向けも

画像生成AIについて学んでみたい、学生や生徒さんにやってもらいたいけど「環境の構築が…」という教育機関に向けたプランも提供します。公費向けの年間プランや、クレジットカードが使えない場合の請求書払い、教員向けの「お試しプラン」や展開やオープンキャンパスのための講師派遣がついた「ワークショップつき」プランもあります。

AICUのワークショップは総合的。博士・修士レベルの講師が、画像生成だけでなく、法的遵守、倫理観や検定試験や認定証発行といったオプションサービスもございます。
エンタープライズでは電通グループ175名同時受講の実績がございます。

https://corp.aicu.ai/ja/creativeai-20241004

PC向けだけじゃない、スマホでも使える!

ComfyUIはPCだけではありません。GPUがない軽量PCや、学校教育で広く使われているChromebook、スマートフォンやiPadといったタッチパネル環境でも利用できます。

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もちろん画面サイズによっては操作は難しいですが、画像の生成やプロセスの進行を確認できます。通勤時間や会議の最中でもPCとスマートフォンを使って共有の環境で高速な画像生成をご活用ください!

どんな使い方?制限があるの?

このサービスは高速かつクリーンな環境でComfyUIを共同利用することを目的にしており、いくつかの制限事項が存在します。

とにかく高速!

1画像生成がStable Diffusion 1.5系なら3秒以下、SDXL系なら17秒以下です。
チームでの使用や、実験などに効果的にお使いいただけます。
[実験] Animagine XL 4.0 - Animagine XL 4.0 の「時間タグ」を20 年分、試してみました。

https://note.com/aicu/n/nb2be6a124b4a

みんなのための「互助モデル」

AICUはAI Creator Unionです。共有することで高度な環境を安価な維持費で設定しています。クリエイターのみなさんが使いやすいモデル、ノード、ワークフローを整備し、GPUリソースを分散共有して使用しましょう。

今後、占有したい方に向けてのプランやサービスも開発していきます!
※演算基盤を提供するパートナー企業も募集しております。
X@AICUai よりDMをいただけましたら幸いです。

モデルとカスタムノードのインストールは申請制

快適な環境とセキュリティ維持のため、よく使われるモデルやカスタムノードは、事前にインストールされています。
危険なカスタムノードのインストールや、他のユーザーの迷惑になる行為は最小限にする方針です。
※新規のモデルインストール申請フォームは2025年2月以降に公開予定。

よく使うワークフローを共有

便利なワークフローは共有で提供します。
画像生成、ImageToImage、動画生成、最新の人気モデルを素早く使える環境を提供します。
「ComfyUIマスター」で提供したワークフローなども順次公開予定です。
ユーザーの皆さんによるワークフローの紹介は掲示板、AICU Discordサーバーでどうぞ!

独自ワークローはローカルファイルで利用可能

ワークフローはJSONファイルをドロップするだけで利用可能です。

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限定されたモデルとノードのみ利用可能です。
※モデルとノードは順次追加されます。

生成された画像は削除されます

生成された画像は一定期間サーバーに保管されますが、1週間程度で削除されます。セキュリティと安価な維持費を兼ね備えた設計です。
※エンタープライズ用途では、S3ストレージや社内環境など、カスタマイズ可能です。

アップロードも可能

「共有ComfyUI」では、アップロードも可能です。このストレージは共有であり、他の人がアップロードしたファイルは共有されます。ImageToImageやVideoToVideoなど、日本の著作権法ではアップロードの権利(公衆送信権)かつ適切な権利があるファイルのみが利用可能です。
秘匿・不可視環境でのアップロードについてはエンタープライズプランをご利用ください。

日本語での利用も可能です

左下のギアアイコン→ロケールから日本語への切り替えも可能です。

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共有環境なので、全体に反映されます。
ユーザーの皆さんのご意見等を拝聴しながら改善していきます。

価格は?

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「共有ComfyUI」は月額3,500円、現在は早期割引3,000円となっています。
こちらには月額900円の「基本AICU会員」が含まれます。
基本AICU会員には、会員番号の発行、ComfyUI記事閲覧、AICUマガジンPDF版へのアクセス、イベント参加権が毎月付与されます。

既存のnote「ComfyUIマスタープラン」会員はどうすればいいの?どっちが得なの?

ズバリ「基本AICU会員」と「共有ComfyUI」のどちらかになります。

noteの仕組みではComfyUIを提供する事は難しいので、今後の新規会員は「基本AICUプラン」もしくは「共有ComfyUI」がオススメです。
もちろん「noteの読み物メディアだけでいいや…」「様子が見たいな」という方も大歓迎です。
既存のnote購読の皆様にも感謝を込めて、「基本AICU会員」と「共有ComfyUI」はメンバーシップのみなさまの移行や選択をしやすく設定していきます。

新しくAICU mediaの「ComfyUIマスターに入ろうと思ったんだけど…」

新規の読者さんからのご質問です

既にnoteにある会員制サービス(ComfyUIマスタープラン、Stable Diffusionをゼロから学ぶマガジン)とは独立したサービスなのでしょうか。いままさにこれら既存のサービスの会員になろうとしてるところなので、重複するなら2月の新サービス開始まで待ちます。ご返答よろしくお願いします。

混乱させてしまってすみません!
共有ComfyUI」は実験的なサービスでありAICU Japanが直接運営します。noteとは別のサービスとなります。
読み物メディアとしてのnoteは継続いたしますが、新サービス「共有ComfyUI」も30日の無料のコードを発行いたしますので(詳しくは文末)、比較しながらご利用いただけましたら幸いです。

サービスの品質が心配…!

おっしゃるとおりです!
たくさんのユーザーが一気に押し寄せたり、悪意のあるユーザーにサービスを停止されたり、占有されると、本当に使いたいお客さんに届かなくなってしまいます。そのため、今回のリリースは段階的に、AICU mediaで「ComfyUIマスター」をご購読いただいているみなさんに優先して提供することといたしました。
サービスの品質や不具合、利用できるモデルやノードも当初は限定された状態からスタートします。ご迷惑もいっぱいおかけすると思います。
そのため「30日無料クーポンコード」を発行します!つまり無償です。

メンバーシップの皆様に向けて

実は現在、AICU Japanでは上記のComfyUIサービスだけでなく、複数の新サービス・新製品を準備しています。
それぞれ正式サービス提供に向けてテスト提供期間中です。
このような形で、noteメンバーシップを通して実験的なサービスを展開していきます。

今回は初の試みとして、ウェイトリストに登録いただいた方には2025年1月31日まで無償で利用できるクーポンコードをお送りします。
AICU会員サービスとともに提供されます。こちらも30日無償となります。

ウェイトリストへのリンクはメンバーシップのみへの提供ですが、フォームの利用自体は歓迎です。興味のある方へのシェアや代理登録もどうぞ。
招待コードは自動送信メールでお送りいたします。

この記事の続きはこちらから https://note.com/aicu/n/n8d07d082c7c0

Originally published at https://note.com on Jan 26, 2025.

AICU Japan

AICU Inc. AIDX Lab - Koto

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